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利根大堰

埼玉県行田市と群馬県邑楽郡千代田町を流れる利根川水系利根川に掛かる利根大堰を撮ってきました。
ここは、利根川河口から154kmの地点にあり、取水口から取水された水は、農業用水、都市用水、浄化用水として見沼代用水路、埼玉用水路、武蔵水路、邑楽用水路、行田用水路に分水されています。
下左は、堰の下流から見た利根大堰。
下右は、堰脇に設けられた魚道。春にはアユ、秋にはサケが上るそうです。

利根大堰 利根大堰

利根大堰は、利根導水路事業として1965年に着手、1968年に完成しました。
河川名は、利根川水系利根川
型式は、可動式で堰の総延長は約692m、うち可動堰幅は約491m
ゲートは、2葉式鋼製ローラーゲート6門、1葉式鋼製ローラーゲート4門
転倒ゲート2門
用途は、主に農業用水と都市用水
水資源機構で管理しています。

利根大堰 利根大堰

改修工事中の河川敷から見た利根大堰(上下写真)

利根大堰

下は、取水口の須加樋管。(埼玉県行田市方面)

利根大堰 利根大堰

利根大堰 利根大堰

下は、取水口の須加樋管から見た沈砂池方面。
橋の下からは見沼代用水路、埼玉用水路、武蔵水路、邑楽用水路、行田用水路に分水されています。

利根大堰 利根大堰

利根大堰にある水資源機構の事務所でつい最近交付された利根大堰と武蔵水路のダムカードもゲットしてきました。

ダムカード ダムカード
ダムカード ダムカード

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3月19日(土)の「渡良瀬遊水地ヨシ焼き」について(3/19AM5:54更新)
「平成28年渡良瀬遊水地ヨシ焼き」は雨のため中止となりました。
雨のため下草等も濡れてしまっていることから、3月26日(土)第2予備日に延期となります。
渡良瀬遊水地 オフィシャルサイト

第二排水門

渡良瀬遊水地の第二調節池南部にある第二排水門を紹介します。
ここは、昭和48年2月1日に建設された排水門です。

第二排水門 第二排水門

下は、第二排水門脇にある越流堤です。
昨年9月の豪雨ではこの越流堤をも乗り越えたそうです。

第二排水門 第二排水門

思川と渡良瀬川の合流部第2調節池の南端に位置し、渡良瀬第2調節池の洪水調節を目的として建設されました。
扉体(高さ×幅10.0m×13.2m)
門数1門
開閉方式ワイヤーロープウインチ式
昭和48年2月1日建設
丁度この日、水門の塗装工事をしており現場監督さんに登らせて欲しいと頼んだのですが、危険なためと断られました。
当たり前ですよね。でも、ここから眺める雄大な渡良瀬遊水地は素晴らしいでしょうね。

第二排水門 第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門 第二排水門

下は、小山市下生井へ抜ける道に掛かる橋から撮った第二排水門。
橋の上からはバードウオッチャーが800mmほどの望遠レンズで野鳥を狙っていました。
声を掛けると、下の木に白いモズが来るとの事、それを狙っているとの事でした。
渡良瀬遊水地は、全国でも稀な野鳥の宝庫だそうです。

第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門

渡良瀬遊水地 オフィシャルサイト
渡良瀬遊水地の地図(googlemap)

渡良瀬遊水地(2005年撮影)
堤にて・初冬
辛酸


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第一排水門

渡良瀬遊水地の排水部にある第一排水門を紹介します。
ここは、昭和43年1月1日に建設された排水門です。
訪れた日は、風が強くカメラ持つ手が震えていました。
今回は、谷中湖の東側を走る道路を行き止まりまで行き、そこから歩いて第一排水門まで行きました。

第一排水門 第一排水門

上左は、谷中湖東を流れる水路に設けられた堰。
この堰は、多分ゴム引布製起伏堰ではないかと思います。
※ ゴム引布製起伏堰(ゴムひきぬのせいきふくぜき)は、ゴム引布製のチューブに空気や水を注入・排出することで起伏させる堰。ゴム堰、ラバーダム、バルーンダム、ファブリダム。
上右は、渡良瀬貯水池機場。

第一排水門 第一排水門

水路脇の土手を歩いていくと第一排水門に出ます。(上左)
上右は、水門から見た谷中湖方面。ここで水路が合流されます。

第一排水門 第一排水門 第一排水門

谷田川と渡良瀬川の合流部に位置し、渡良瀬第1調節池の洪水調節を目的として建設されました。
扉体(高さ×幅10.0m×12.2m)
門数3門
開閉方式ワイヤーロープウインチ式
昭和43年1月1日建設

第一排水門 第一排水門

第一排水門 第一排水門 第一排水門

第一排水門 第一排水門

上右は、第一水門脇にある越流提の記念碑。
ここからは、渡良瀬遊水地が見渡せます。
下は、第一水門脇にある越流提です。

第一排水門 第一排水門

渡良瀬遊水地 オフィシャルサイト
渡良瀬遊水地の地図(googlemap)

閑話休題
渡良瀬遊水地は20年ほど前から暇を見つけてはカメラを携えて通っていました。
この頃は、フィルムカメラにモノクロフィルムを入れて撮り、その日のうちにフィルム現像をしていました。
そして、フィルムスキャナーで読み込んではサイトにUPしてました。
その頃撮った渡良瀬遊水地の写真がありますのでご覧ください。
(FLASHで作成して載せています。)
渡良瀬遊水地
堤にて・初冬
辛酸


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小倉堰

小倉堰の第二弾、小倉堰に隣接する西方ふれあいパークを紹介します。

ここは、西方総合公園で西方町の憩いの広場として平成15年に小倉堰周辺を整備しました。

園内には管理棟があり、小倉堰からの用水路の堤には桜も植えられています。

また、とちぎふるさと田園風景100選の認定地にもなっています。

小倉堰 小倉堰

下は、小倉堰上の取水堰から流れる用水路です。

用水路の堤には、桜が植えられています。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

下は、小倉堰脇に鎮座する小倉水神社です。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

神社の脇には西方町指定の天然記念物さいかちの木があります。
私が子供の頃、故郷にあったさいかちの実を拾ってきてお袋がさいかちの実を煮出して髪を洗っていた覚えがあります。

※ 木材は建築、家具、器具、薪炭用として用いる。
豆果は皁莢(「さいかち」または「そうきょう」と読む)という生薬で去痰薬、利尿薬として用いる。
また、サポニンを多く含むため古くから洗剤として使われている。莢(さや)を水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用した。石鹸が簡単に手に入るようになっても、石鹸のアルカリで傷む絹の着物の洗濯などに利用されていたようである(煮出して使う)。
棘は漢方では皂角刺といい、腫れ物やリウマチに効くとされる。
豆はおはじきなど子供の玩具としても利用される。
若芽、若葉を食用とすることもある。

小倉堰 小倉堰

下は、水神社脇にある小倉堰の記念碑です。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

小倉堰が測量調査(農業農村整備27年度補正)
(日本建説新聞栃木版サイトより)

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小倉堰

栃木県栃木市西方町本城地区にある小倉堰を紹介します。
小倉堰は、西方町本城地内の思川に昭和28(1953)年に築かれた堤長175.4m、堤高0.9~1.7mの農業用水堰である。
思川の右岸にある「水神渕」と称される渕に取水用の樋門を設置し、最大で毎秒3.3m3を取水し、約600haの水田等で利用されている。

小倉堰 小倉堰

堰の構造は、明治初期には牛枠と竹蛇籠を併用していたが大正10(1921)年、および昭和3(1928)年(隧道建設)にそれぞれ改築されている。
その後、台風による被害が相次いだため昭和26(1951)年度より県事業として固定堰化に着手し昭和28(1963)年度に土砂吐6門(幅3.0m、高さ1.7m)を有した堤長175.4m、幅11.5mの小倉堰が竣工された。(土木学会栃木県支部サイトより抜粋)

小倉堰 小倉堰

上左は、堰脇に設けられた魚道。
右は、堰サイドにある水神社側から見た小倉堰。

小倉堰 小倉堰

上右と下は、小倉堰上流にある用水の取入れゲート。
ここから、隧道を通して用水堀に供給されます。
余談になりますが、若い時上右のコンクリートの堰をヤマハトレールバイクTX125で登ったことがありました。
重心の掛け方が悪かったのか回転しそうになり怖い思いをした事がありました。
この時、バックに回転して落ちていたら?

小倉堰

小倉堰 小倉堰

上右は、隧道の取水ゲート。

小倉堰 小倉堰

下の動画は、西側から見た小倉堰です。

下左は、改修工事に使われる土嚢。
中は、堰下からのショット。
右は、堰をバックに咲き始めた菜の花。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

小倉堰は、ゲートの老巧化が進んだた改修工事が計画されています。
9.9億で小倉堰改善へ 28年度から詳細設計 護床工やゲート改築(下都賀農振)
(日本建説新聞栃木版サイトより)

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渡良瀬遊水地

栃木県栃木市藤岡町石川地区にある第三排水門を紹介します。(渡良瀬遊水地内)

第三排水門は第三調節池の排水門です。その脇には第三越流堤があります。(下右)

越流堤とは、洪水が一定の水位になった時調整池内に流れ込むようにした堤です。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は、いろいろな角度から見た第三排水門です。

※ 撮影レンズには偏光(PL)フィルターを使用しています。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下左は、第三排水門の上流付近。下右は、下流付近です。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は、排水門に貼られたプレート。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は渡良瀬遊水地のダムカードです。(ダムカードは"北川辺道の駅"敷地内の展示室でも頂けます。)

渡良瀬遊水地ダムカード 渡良瀬遊水地ダムカード

私のブログ"ダムin栃木"に渡良瀬遊水地の記事がありますのでご覧ください。

渡良瀬遊水地の詳細はこちらを参照

平成28年のヨシ焼情報
 日時  平成28年3月19日(土)午前8時30分~実施します。
 当日の雨天・強風(予報を含む)により延期になることがあります。
 また、前日までの雨で下草が湿っている場合も延期になることがあります。
 ※ 延期の場合
 (第1予備日):3月20日(日・祝)
 (第2予備日):3月26日(土)
詳細は渡良瀬遊水地サイトをご覧ください

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美田頭首工

栃木県栃木市大光寺町地区にある美田東部頭首工を紹介します。
美田東部頭首工は利根川水系渡良瀬川支流思川に造られた取水堰で、農業用水を取水する施設です。
ここは、昭和37年から同44年3月まで美田東部用水改良事業により用水の安定化を図るために建設されました。

美田頭首工 美田頭首工

規模としては、土砂吐2門、洪水吐1門、転倒堰2門、魚道2ヵ所を有するコンクリート永久堰
堰長 219m
土砂吐門扉 油圧式鋼製ローラーゲート 2門
洪水吐門扉 油圧式鋼製ローラーゲート 1門
洪水吐門扉 油圧式鋼製顛倒ゲート 2門
取水門扉 油圧式鋼製スライドゲート 3門
非常用門扉 手動式鋼製ローラーゲート 1門
竣工 昭和41年7月1日
管理 小山市美田東部土地改良区

美田頭首工 美田頭首工

上は、堰上流から。
下左は、堰から下流方面の大光寺橋を望む。現在新しい橋が建設中です。
下右は、堰に設けられた魚道。

美田頭首工 美田頭首工

下は、美田東部頭首工の竣工の銘版(プレート)

美田頭首工 美田頭首工

下は、美田東部頭首工管理事務所前にある記念碑。

美田頭首工 美田頭首工 美田頭首工

下は、美田東部頭首工の動画です。

美田東部頭首工
栃木県栃木市大光寺町946
TEL 0282-27-9215
詳細は水土里ネットとちぎで確認できます。

閑話休題
昭和55年頃、友人から鯉釣りを勧められ私が最初に鯉釣りの手解きを受けたのが思川でした。
投げ込み用のリール竿と吸い込み針を買い、友人に連れられて早速の手解き。しかも時刻は夜の9時頃。
釣り場は、頭首工の上流付近にある思川と黒川の合流地点で、この場所は野鯉釣り場のポイントで出合(であい)と呼ばれていました。
釣り場には、ポイントと言われるだけあって夜中でも数人の釣り人が陣取っていました。
早速、仕掛けをセットして川へ投げ込む。餌は練り餌、友人が言うには練り餌は耳たぶ位の柔らかさが丁度良い。
竿掛けに竿の先端に鈴を付けて竿を立て、待つ事1時間位だったかな、鈴がようやく鳴ってきた。
手応えを感じながらゆっくりと竿を上げると、30センチ位の鯉(放流物)これが最初の収穫。
これに気を良くして野鯉釣りに嵌ったのは言うまでもない。しかし、その後は渓流釣りに没頭しましたが。
そんな想い出のある頭首工でした。

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高間木取水堰(宇都宮市)

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高間木取水場

栃木県宇都宮市宮山田町高間木地区にある高間木取水堰を紹介します。
高間木取水堰は鬼怒川(西鬼怒川)より取水し高間木取水場から松田新田浄水場に送られ宇都宮市の上水として広く利用されています。
堰の規模など詳細は分かりませんが、引き上げ型の可動堰と起伏堰での構造かと思いますが写真から判断してください。

※ 第4期拡張事業 (昭和46.4 ~ 60.3)
第3期拡張事業後も水需要の増加にはまだ追い付かず,昭和46年に建設省(現国土交通省)施工の川治ダムを水源に,第4期拡張事業が始まりました。総事業費は 318億円で,昭和60年までの15か年継続事業で46万人への給水を可能にしました。松田新田浄水場,高間木取水場,高間木取水堰などが建設されました。 (給水能力 255,100m3/日 うち松田新田浄水場 100,000m3)
第1回宇都宮市上下水道事業懇話会より抜粋

高間木取水堰 高間木取水堰

下左は、可動堰の様子で右側に見える堰が高間木取水場に送られる水門口かと思います。
堰の下流では、男性が一人釣りを楽しんでいました。魚篭を覗いてみるとハヤらしき魚が十数匹。
から揚げにすると酒の肴に最高との事でした。因みに餌はサシとの事。(下右写真)

高間木取水堰 高間木取水堰

下3枚は、西鬼怒川の清い流れ。
水面には青空が映え、その下には川底が透けて見えました。

高間木取水堰 高間木取水堰 高間木取水堰

下は、高間木取水場と水路。

高間木取水場 高間木取水場

ここには、土木遺産とも云うべき逆木同門跡があります。(下左)
鬼怒川の水害に備える目的で明治三十年二月に起工し翌三十一年に竣工しました。(下右、説明板参照)
詳しいサイト 上河内町見て歩き

高間木取水堰 高間木取水堰

高間木親水公園での堤の桜の由来。(下左)
堤に咲く桜の老木。奥に見えるのは残雪の日光連山。

高間木親水公園 高間木親水公園

下は、親水公園で撮った2コマ。
右は、掲示板に張られた国交省氏家出張所からのお知らせ。
先ほど、136年ぶりにご開帳になった佐貫石仏奥の院のご案内。
因みに、佐貫地区には鬼怒川からの取水堰佐貫頭首工があります。

高間木親水公園 高間木親水公園 高間木親水公園

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