初秋の上南摩は、黄金色の稲穂の絨毯と真っ白な蕎麦の絨毯の中にあった。
特に今の時期、ここ室瀬の里は真っ白な蕎麦の花に埋め尽くされる。
そして、蕎麦の花が枯れ、黒い三角の実が刈り取られると周囲の山も色づき始め、秋が深まってくる。
この蕎麦の花を撮るのも、今年で8年目。
たかが8年ではあるが、私がカメラを通して見て来たこの上南摩地区(ダムサイト建設予定地より上流)の変わり様は壮絶であった。
ダム建設で水没する周辺の山々の階伐、水没地域の集団離村、特に地域内にあった旧梶又小学校の閉校などのこれらの想い出が脳裏を過ぎる。
そして、本体工事に伴う目に見えたダムサイトの建設工事が始まったのは2008年の暮れ頃ではないかと覚えている。
1964年に南摩ダムの構想が突然発表され、その後、その突然の構想により村全体が揺れ動いた。そして、2010年9月、政権交代した現政権が突然のダム検証。
ダム建設続行か、はたまたダム建設中止か、長い間、政治に振り回されてきた地域住民の方々の心情は複雑窮まりないのではないだろうか。
上の写真4題は、上南摩の初秋の様子です。
上南摩は、秋の草花が咲き始め、穂の開き始めたススキが秋風に揺れていました。
これから上南摩は錦秋に彩られる。
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