スケート靴(冬)
今年の冬は例年になく厳しい寒さで老体に堪える。正月気分にどっぷりと浸かっていた1月も来週は終盤週。 昨日、1月12日は旧暦でいう旧の正月でした。新暦の今は12月31日が大晦日でしたが旧暦では1月11日が大晦日。 親父とお…
今年の冬は例年になく厳しい寒さで老体に堪える。正月気分にどっぷりと浸かっていた1月も来週は終盤週。 昨日、1月12日は旧暦でいう旧の正月でした。新暦の今は12月31日が大晦日でしたが旧暦では1月11日が大晦日。 親父とお…
私の幼い頃の想い出を綴ったエッセイを本にしてみました。 エッセイ雑木林は2004年頃から書き始めました。内容を春の雑木林・夏の雑木林・秋の雑木林・冬の雑木林に分類してその季節ごとの懐かしい想い出を綴りました。この頃、画像…
雑木林に入ると、透き通った空をバックに木々の梢の先っぽが赤みを帯び早春の明るい日差しを浴びて眩しく輝いている。近寄って細い梢の先を手に取ると、冬の間固く閉ざされていた芽に、いくらか膨らみが感じられる。しかし、梢を渡る風に…
「母ちゃん、明日学校でイナゴとりやんだから、袋、縫っといとこれね。」そう言いながらカバンを背負って急いで朝の集合場所へ駆けて行く。お寺の入り口の白門、何人か来ていた。「やっちゃんも明日いなごとりだんべぇ。」「袋縫ってもら…
暑い日の休日、数年ぶりに路線バスに乗った。車内はがらがら数人乗客がいるだけで、空いている横掛けの椅子に座った。外の暑さをよそに、バスの中は冷房が効いていて、夏の暑さの疲れとバスのエンジン音もてつだってか、椅子に寄りかかる…
いつも通る町の中に昔と変わらぬ風情の小さな駄菓子屋がある。五十づらを下げた「おっちゃん」が中に入るには幾らかの躊躇があった。しかし、通るたびに何時か覗いてみようと思っていたので思い切って入ってみた。 薄暗い店の中には、昔…
「トン・トン・トン・トン」台所から軽快な歯切れの良い音が聞こえて来る。春の七草、”セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ”早春の青菜を切り刻む音だ。1月7日、新世紀を迎えて最…
雑木林/エッセイを開設しました。雑木林には春夏秋冬の幼い頃の懐かしい想い出を綴っています。今までに公開したエッセイの中からお気に入りのエッセイを改めて公開したいと思います。