”梅か香にのつと日の出る山路かな”
−炭俵−

天保9年(1838)10月
下永野村楳子淇竹上永野村柳枝建立
鹿沼市粟野町大越路峠



大越路峠は鹿沼市下粕尾から鹿沼市上永野に抜けるつづら折の峠であり、こちらの句碑は下の句碑(見晴台の脇にある)より古く、杉山の中に入った所にある。
大越路峠の春は桜が咲き乱れて素晴らしい。今は峠を貫くトンネルが出来、旧道を通る人も少なくなってしまった。また、上永野地区の春は真っ白な蕎麦の花に包まれ蕎麦処としても有名である。