「養源院」
芭蕉一行は日光へ着いて養源院を訪ね、江戸浅草の清水寺からの紹介状を宿坊養源院の住職生英へ届けている。
養源院は水戸家の宿坊を務めた大坊。東照宮社務所の東側の滝尾参道脇にあり石畳の道筋には僧坊がつらなっていたという。
「養源院」
養源院は東照宮の裏手にあり、勝道上人の霊廟開山堂の横、滝尾神社への入口にある。
石垣で積まれた跡地には家康の側室、養源院と英勝院の苔むした供養塔がひっそりと建っている。
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「瀧尾古道」
勝道上人の霊廟”開山堂”裏手より稲荷川左岸に沿って太い杉の大木の中を石畳が瀧尾神社まで伸びている。
ここは、東照宮の煌びやかな賑わいをよそに静寂に包まれた”もう一つの日光”を散策出来る隠れた場所でもある。
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瀧尾道”として写真を私のメインサイト「
五月の風」に載せてあるので是非ご覧下さい。
こちらはモノクロで撮った”
滝尾道にて”です。
「白糸の滝」
瀧尾神社へ上る石段の左手には白糸の滝がある。
ここは、弘法大師修行の場と伝えられている
「瀧尾神社」
弘仁十一年(820)に空海が創建した瀧尾神社がある。
日光二荒山神社の別宮で、古く女体中宮と称えられ、本宮神社と共に「日光三社」の一つであります。
女峰山の神が降臨し、弘仁11年(820)に創祀されたと伝えられ、祭神は田心姫命(たごりひめのみこと)、祭日は4月15日・16日です。御本殿・唐門・拝殿・楼門・鳥居・石畳は国の重要文化財に指定されています。
開山堂之図(一)開山堂之図(二) 瀧尾神社之図(一)瀧尾神社之図(二)
(日光山誌より)
(日光山誌)
植田孟縉著/渡辺華山他画
文政8年(1825)序、天保10(1839)年に刊行された日光山の名勝誌を影印・複製する。開祖勝道上人の伝記等、東照宮以前の歴史も含め、東照宮の社殿関係や祭礼、美術工芸分野に関する記述、門前町の描写など、多岐にわたって日光の名所・風物を案内する。挿画には渡辺華山・葛飾北斎をはじめとする多数の著名画家が筆をふるっている。