晩秋の南摩ダム建設予定地の上南摩地区を訪れてみました。
ダムサイト建設予定地の直下にある室瀬地区は、すっかり秋色に変わっていました。
静まり返った室瀬の里は、時折吹く風に赤や黄色の落ち葉をはらはらと舞い散らせていました。
山が狭まったダムサイト建設予定地付近を通り抜けると、右手に県道付け替え道路の6号橋とその下に打ち捨てられたような放流管トンネルが見えてきました。
舗装された工事用道路の脇には荒地が広がり、光を浴びたススキが風に揺れています。
下左は、旧粟沢口付近の旧道。
下右は、旧上梶又付近。
ここは私のお気に入りの場所で右手に薬師堂、左手に民家と停留場がありました。
その道の奥には、消防小屋と火の見櫓がありました。
想い出の写真と共に綴った手記 南摩をご覧ください。
旧梶又小学校跡と浅間神社跡を通り過ぎると、裾まで秋色に化粧した富士山の様な山が真っ青な空に浮かび上がっていました。
これから、山々の木々は葉を落として裸木となり、上南摩にも冬の足音が忍び寄ってきます。