古いネガを整理していたら風見発電所を撮ったモノクロネガが出てきた。
ネガケースを見ると昭和44年12月とある。(1969年)
この頃は、カメラに凝っていた時期でもあり、多分友人と撮りに来たのだろうと思う。
今のように、ダムに興味を持った頃ではないので手当たり次第に風景などを撮っていた頃の写真だと思う。
上は、風見発電所の変電施設。
上左は、発電所の裏山辺りから撮影した発電所の全景。
上右は、分水路付近。右ゲートが高間木方面。左ゲートは大宮方面。
佐貫地区からの導水路には水が溜まっていないので点検中の頃かな?
遠く大宮地区が望まれる。
今では見られなくなった茅葺屋根の農家が懐かしい。
上左は、風見発電所の管理棟と排水門。
上右は、風見発電所で排水された水が鬼怒川の地下をサイフォンで横切る高間木までの地図。
この当時の潜函工法(サイフォン)は珍しかったのではないのかな。
上と下は、発電所の裏山付近から見た鬼怒川と羽黒山。
サイフォンは、下写真の中央辺りを下から上に向かって掘られたのではないかな。(下地図参照)
下左は、昭和45年8月に撮った鬼怒川に掛かる上平橋の夜景。
この橋は鉄橋で真ん中あたりから広くなっていたと思う。(今はありません)
その昔、橋の中央より宇都宮方面は木製でしたので台風などで良く流されてしまったそうです。
下右は、風見地区にある放水ゲートから撮った日の出。
この様な素晴らしい風景は、今では見られないだろう。
数年前に風見発電所を紹介したブログ記事がありますのでご覧ください。
ダムin栃木 風見発電所
ダムin栃木 逆木用水(風見発電所)
下は、空撮(google earth)と地図(国土地理院)を比較してみました。
私の想像で地下サイフォンの通る線を引いてみたので実際とは異なるかも知れません。