福島県二本松市の二本松城跡にある霞ヶ城です。
霞ヶ城は、標高345mの白旗ヶ峰に築かれた梯郭式の平山城です。
室町時代初期には奥州探題職の畠山氏の居城となり、1441年ごろ畠山氏7代当主の二本松満泰が二本松城を築きました。
江戸時代になると二本松藩主の丹羽氏の居城となりました。
上は、箕輪門表から。
下左は、箕輪門裏手から。
下左は、搦手門跡で礎石だけが残っています。
上は、本丸跡です。
下は、本丸跡から見た二本松市街。
本丸跡には、石垣で築かれた天守台がありますが天守閣は造られなかったそうです。(下写真)
平成5年から2年、総工費約5億3千万円をかけて石垣の全面修築復元工事を完成しました。
天守台脇には、戊辰戦争の二本松城落城の時に共に自尽した丹羽和佐衛門(城代)・阿部井又之丞(勘定奉行)自刃の碑があります。
二本松城入り口には、戊辰戦争二本松最大の激戦地大壇口戦場に於ける少年隊の奮戦姿のブロンズ像があります。