2016年3月アーカイブ

利根大堰

埼玉県行田市と群馬県邑楽郡千代田町を流れる利根川水系利根川に掛かる利根大堰を撮ってきました。
ここは、利根川河口から154kmの地点にあり、取水口から取水された水は、農業用水、都市用水、浄化用水として見沼代用水路、埼玉用水路、武蔵水路、邑楽用水路、行田用水路に分水されています。
下左は、堰の下流から見た利根大堰。
下右は、堰脇に設けられた魚道。春にはアユ、秋にはサケが上るそうです。

利根大堰 利根大堰

利根大堰は、利根導水路事業として1965年に着手、1968年に完成しました。
河川名は、利根川水系利根川
型式は、可動式で堰の総延長は約692m、うち可動堰幅は約491m
ゲートは、2葉式鋼製ローラーゲート6門、1葉式鋼製ローラーゲート4門
転倒ゲート2門
用途は、主に農業用水と都市用水
水資源機構で管理しています。

利根大堰 利根大堰

改修工事中の河川敷から見た利根大堰(上下写真)

利根大堰

下は、取水口の須加樋管。(埼玉県行田市方面)

利根大堰 利根大堰

利根大堰 利根大堰

下は、取水口の須加樋管から見た沈砂池方面。
橋の下からは見沼代用水路、埼玉用水路、武蔵水路、邑楽用水路、行田用水路に分水されています。

利根大堰 利根大堰

利根大堰にある水資源機構の事務所でつい最近交付された利根大堰と武蔵水路のダムカードもゲットしてきました。

ダムカード ダムカード
ダムカード ダムカード

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渡良瀬遊水地

葦焼き後の渡良瀬遊水地を撮ってきました。
葦焼きは3月26日(土)に行われ、堤には大勢のカメラマンが押し掛けたそうです。
今回は第三排水門付近を撮ってみました。
堤の斜面を黄に埋め尽くした菜の花は満開を迎えていたようです。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は、第三排水門です。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下左は、第一調節池付近から見た谷中湖方面。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下右写真の奥には第一調節池の越流提が見えます。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地 

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は、第一調節池の堤から見た第三排水門です。
手前の塔は、水位計です。

渡良瀬遊水地

第三排水門付近から見た葦焼き後の光景です。

撮影後、時間がありましたので館林を経由して埼玉県行田市にある利根大堰に行ってきました。
利根大堰にある水資源機構の事務所でつい最近交付された利根大堰と武蔵水路のダムカードもゲットしてきました。

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渡良瀬遊水地

菜の花の中の渡良瀬遊水地を撮ってきました。
野焼き前の葦原には菜の花が咲き乱れ、堤の斜面は黄色い絨毯を敷き詰めたようです。
今回は、菜の花に包まれた第三排水門を紹介します。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地の北部に位置する第三排水門も、菜の花の馨しい匂いの中にありました。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は、第三排水門の脇にある第三調節池の越流堤と竣工のモニュメントです。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

立ち入りは禁止ですが柵越しにみる越流堤はまるで空港の滑走路です。
下右は、葦原の中に立つ水位計。遠くに第三排水門がみえます。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

下は、谷中湖の北にある新赤麻橋から見た葦原。
ここは、バードウオッチングマニアが良く集まる場所らしい。
左奥に第三排水門が見えます。

渡良瀬遊水地

閑話休題
渡良瀬遊水地へは2000年頃から写真を撮るのに通った覚えがあります。
先日、渡良瀬遊水地のある場所から一枚の写真を撮ったのだが、以前には荒涼としていた風景がまるで変っていました。
下は、2005年にモノクロフィルムで撮った写真で、レンズにレッドフィルターを付けてコントラストを強調した覚えがあります。
今でも、あの時の面影があるのは水面に見える立ち枯れていた木の株だけでした。

渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地
渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地
渡良瀬遊水地 渡良瀬遊水地

上は、2005年3月撮影。下は、現在の同じ場所です。

渡良瀬遊水地

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湯西川ダム

今迄に撮った栃木県内のダムのデータを整理していたら、湯西川ダムの貴重な写真が出てきた。画像の記録には2012年8月とありました。
湯西川ダムの完成が2012年10月でしたから完成前に撮った写真です。
この時は、ダムサイト直下から撮らせて頂きました。多分、試験湛水中の時であろうと思います。
私にとっては今迄にはない貴重な写真です。

※ 試験湛水
ダムが完成した後に行う、貯水してダムに問題がないかをチェックするための試験。サーチャージ水位まで貯めてから最低水位まで放流し、ダム本体、放流設備、貯水池周辺等の安全性を検証します。半年~1年程度かかるのが普通ですが、場合によっては数年に及ぶこともあります。試験湛水が終わって安全性が確認された後、管理に移行します。
(ダム便覧のダム事典[用語・解説]より引用)

湯西川ダム 湯西川ダム

堤頂長320m、堤高119mの重力式コンクリートダム
自然越流ゲート4門、オリフィスローラーゲート1門、ジェットフローゲート2門
2008年着工2012年完成、国土交通省
で管理されています。
栃木県内に建設されたダムの中では一番新しいダムです。

常用洪水吐きから流れ出る真っ白な水の美しさと素晴らしさには暫し見とれてしまいました。

湯西川ダム 湯西川ダム

ダム直下には工事用の車両と工事に使用した機材が残っていました。

湯西川ダム 湯西川ダム

湯西川ダム(2013年8月)撮影
湯西川ダム(2014年8月)撮影

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3月19日(土)の「渡良瀬遊水地ヨシ焼き」について(3/19AM5:54更新)
「平成28年渡良瀬遊水地ヨシ焼き」は雨のため中止となりました。
雨のため下草等も濡れてしまっていることから、3月26日(土)第2予備日に延期となります。
渡良瀬遊水地 オフィシャルサイト

第二排水門

渡良瀬遊水地の第二調節池南部にある第二排水門を紹介します。
ここは、昭和48年2月1日に建設された排水門です。

第二排水門 第二排水門

下は、第二排水門脇にある越流堤です。
昨年9月の豪雨ではこの越流堤をも乗り越えたそうです。

第二排水門 第二排水門

思川と渡良瀬川の合流部第2調節池の南端に位置し、渡良瀬第2調節池の洪水調節を目的として建設されました。
扉体(高さ×幅10.0m×13.2m)
門数1門
開閉方式ワイヤーロープウインチ式
昭和48年2月1日建設
丁度この日、水門の塗装工事をしており現場監督さんに登らせて欲しいと頼んだのですが、危険なためと断られました。
当たり前ですよね。でも、ここから眺める雄大な渡良瀬遊水地は素晴らしいでしょうね。

第二排水門 第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門 第二排水門

下は、小山市下生井へ抜ける道に掛かる橋から撮った第二排水門。
橋の上からはバードウオッチャーが800mmほどの望遠レンズで野鳥を狙っていました。
声を掛けると、下の木に白いモズが来るとの事、それを狙っているとの事でした。
渡良瀬遊水地は、全国でも稀な野鳥の宝庫だそうです。

第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門

第二排水門 第二排水門

渡良瀬遊水地 オフィシャルサイト
渡良瀬遊水地の地図(googlemap)

渡良瀬遊水地(2005年撮影)
堤にて・初冬
辛酸


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第一排水門

渡良瀬遊水地の排水部にある第一排水門を紹介します。
ここは、昭和43年1月1日に建設された排水門です。
訪れた日は、風が強くカメラ持つ手が震えていました。
今回は、谷中湖の東側を走る道路を行き止まりまで行き、そこから歩いて第一排水門まで行きました。

第一排水門 第一排水門

上左は、谷中湖東を流れる水路に設けられた堰。
この堰は、多分ゴム引布製起伏堰ではないかと思います。
※ ゴム引布製起伏堰(ゴムひきぬのせいきふくぜき)は、ゴム引布製のチューブに空気や水を注入・排出することで起伏させる堰。ゴム堰、ラバーダム、バルーンダム、ファブリダム。
上右は、渡良瀬貯水池機場。

第一排水門 第一排水門

水路脇の土手を歩いていくと第一排水門に出ます。(上左)
上右は、水門から見た谷中湖方面。ここで水路が合流されます。

第一排水門 第一排水門 第一排水門

谷田川と渡良瀬川の合流部に位置し、渡良瀬第1調節池の洪水調節を目的として建設されました。
扉体(高さ×幅10.0m×12.2m)
門数3門
開閉方式ワイヤーロープウインチ式
昭和43年1月1日建設

第一排水門 第一排水門

第一排水門 第一排水門 第一排水門

第一排水門 第一排水門

上右は、第一水門脇にある越流提の記念碑。
ここからは、渡良瀬遊水地が見渡せます。
下は、第一水門脇にある越流提です。

第一排水門 第一排水門

渡良瀬遊水地 オフィシャルサイト
渡良瀬遊水地の地図(googlemap)

閑話休題
渡良瀬遊水地は20年ほど前から暇を見つけてはカメラを携えて通っていました。
この頃は、フィルムカメラにモノクロフィルムを入れて撮り、その日のうちにフィルム現像をしていました。
そして、フィルムスキャナーで読み込んではサイトにUPしてました。
その頃撮った渡良瀬遊水地の写真がありますのでご覧ください。
(FLASHで作成して載せています。)
渡良瀬遊水地
堤にて・初冬
辛酸


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mydammap

ダムin栃木マイマップの登録が完了しました。
今迄撮り溜めた栃木県内のダム施設などのデータをgooglemapに登録しました。
ダムが31施設(草木・桐生・四万川ダムは県外)
調整池が5施設
溜池が3施設...
水門・堰が3施設
頭首工が6施設
発電所が1施設
栃木県内には撮り残した施設がまだ有るのでこれからも追加していきたいと思います。

ダムin栃木マイマップ

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小倉堰

小倉堰の第二弾、小倉堰に隣接する西方ふれあいパークを紹介します。

ここは、西方総合公園で西方町の憩いの広場として平成15年に小倉堰周辺を整備しました。

園内には管理棟があり、小倉堰からの用水路の堤には桜も植えられています。

また、とちぎふるさと田園風景100選の認定地にもなっています。

小倉堰 小倉堰

下は、小倉堰上の取水堰から流れる用水路です。

用水路の堤には、桜が植えられています。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

下は、小倉堰脇に鎮座する小倉水神社です。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

神社の脇には西方町指定の天然記念物さいかちの木があります。
私が子供の頃、故郷にあったさいかちの実を拾ってきてお袋がさいかちの実を煮出して髪を洗っていた覚えがあります。

※ 木材は建築、家具、器具、薪炭用として用いる。
豆果は皁莢(「さいかち」または「そうきょう」と読む)という生薬で去痰薬、利尿薬として用いる。
また、サポニンを多く含むため古くから洗剤として使われている。莢(さや)を水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用した。石鹸が簡単に手に入るようになっても、石鹸のアルカリで傷む絹の着物の洗濯などに利用されていたようである(煮出して使う)。
棘は漢方では皂角刺といい、腫れ物やリウマチに効くとされる。
豆はおはじきなど子供の玩具としても利用される。
若芽、若葉を食用とすることもある。

小倉堰 小倉堰

下は、水神社脇にある小倉堰の記念碑です。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

小倉堰が測量調査(農業農村整備27年度補正)
(日本建説新聞栃木版サイトより)

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小倉堰

栃木県栃木市西方町本城地区にある小倉堰を紹介します。
小倉堰は、西方町本城地内の思川に昭和28(1953)年に築かれた堤長175.4m、堤高0.9~1.7mの農業用水堰である。
思川の右岸にある「水神渕」と称される渕に取水用の樋門を設置し、最大で毎秒3.3m3を取水し、約600haの水田等で利用されている。

小倉堰 小倉堰

堰の構造は、明治初期には牛枠と竹蛇籠を併用していたが大正10(1921)年、および昭和3(1928)年(隧道建設)にそれぞれ改築されている。
その後、台風による被害が相次いだため昭和26(1951)年度より県事業として固定堰化に着手し昭和28(1963)年度に土砂吐6門(幅3.0m、高さ1.7m)を有した堤長175.4m、幅11.5mの小倉堰が竣工された。(土木学会栃木県支部サイトより抜粋)

小倉堰 小倉堰

上左は、堰脇に設けられた魚道。
右は、堰サイドにある水神社側から見た小倉堰。

小倉堰 小倉堰

上右と下は、小倉堰上流にある用水の取入れゲート。
ここから、隧道を通して用水堀に供給されます。
余談になりますが、若い時上右のコンクリートの堰をヤマハトレールバイクTX125で登ったことがありました。
重心の掛け方が悪かったのか回転しそうになり怖い思いをした事がありました。
この時、バックに回転して落ちていたら?

小倉堰

小倉堰 小倉堰

上右は、隧道の取水ゲート。

小倉堰 小倉堰

下の動画は、西側から見た小倉堰です。

下左は、改修工事に使われる土嚢。
中は、堰下からのショット。
右は、堰をバックに咲き始めた菜の花。

小倉堰 小倉堰 小倉堰

小倉堰は、ゲートの老巧化が進んだた改修工事が計画されています。
9.9億で小倉堰改善へ 28年度から詳細設計 護床工やゲート改築(下都賀農振)
(日本建説新聞栃木版サイトより)

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