10月6日、完成式が行われた栃木県日光市湯西川地区にある湯西川ダムに行ってきた。
湯西川ダムは、栃木県内に建設されたダムの中では最も新しく、2008年に着工され2012年10月に完成したダムです。
栃木県日光市西川に建設された利根川水系湯西川を堰き止めた重力式コンクリートダムで国土交通省が管理している。
ダム堤頂部の通路を歩いてみたが、新しいダムだけに見る感動がひしひしと伝わってくる。
今、 ダムが完成した後に行う貯水してダムに問題がないかをチェックするための試験湛水が行われており、ダムサイト下から勢い良く排出される光景には圧倒された。
上左は、ダム堤頂部から見た排水の様子。
右は、湯西川湖です。
今回、湯西川ダム管理事務所で発行されているダムカードを頂きましたので次回Paret2でUPしたいと思います。今回は、前回に引き続き湯西川ダム第2弾の紹介です。
2009年9月に現政権の民主党が表明したダム事業見直し宣言により全国各地で建設が進められていたダム工事が中止になった。
その当時、栃木県内では日光市湯西川地区で建設されていた湯西川ダム、鹿沼市上南摩地区で建設が始まっていた思川開発(南摩ダム)がダム検証の対象となり両ダム工事がストップされた。
そして、12月25日の新年度政府予算案の発表で湯西川ダムは完成まで事業継続が決まり、私が拘って取材している南摩ダムは検証続行とされ、この時点で両ダムの命運が分かれてしまった。
そして、湯西川ダムは順調に工事が進められ10月6日に完成式を迎えることができました。
南摩ダムについてはいまだに検証結果が得られず工事は中止に成ったままである。
そんな中、2011年12月現政権は八ッ場ダム工事の再開を決定した。
このようなダム検証により複雑に揺れ動いている中で完成を迎えた湯西川ダムを見学した時の私の心の中も何故か複雑なモノを感じとっていた。
上の写真は、堤体の両側の岩着部です。
下の写真の様に堤体の岩着部の表面はコンクリートで幾何学模様に造られていました。
下左は、管理棟方面から見た天頂部の通路と取水操作棟などです。
右は、管理棟左手にある駐車場と広場です。
下左は、県道付け替え道路より微かに見えたダムサイト上流側から見た湯西川ダムとダム湖です。
右は、湯西川ダムの案内板。
色付き始めた湯西川ダムを見てきました。
前回訪れた10月中旬の山には紅葉は見られませんでした。
今回は、なんとか紅葉に彩られた湯西川ダムを見ようと例年より色付きの遅い湯西川に行って来ました。
多分、紅葉は例年よりは一週間ほど遅れているのではないだろうか。
今回は、小雨混じりのあいにくの天気で、ダム周辺では残念ながら素晴らしい紅葉には出会えませんでした。
しかし、上の写真は新設された県道付け替え道路ですが、ここから湯西川温泉までの山々は湯西川本来の素晴らしい紅葉を醸し出していました。
上左の写真は、湯西川ダムサイトの紅葉。
右は、湯西川湖の色付き具合ですが、紅葉した山と剥き出しになった岸壁と湖面とのコントラストが素晴らしかったです。
しかし、10月中旬頃来た時よりは貯水量がかなり減水していました。
下の写真は、湯西川湖が減水して現れた湖底の湯西川ダムが出来る以前の旧道の様子です。
良く見ると電柱やガードレールがそのまま残っていました。
先日、妻の兄弟会があり1泊2日のスケジュールで日光・湯西川方面を散策してきました。
天気は上々でしたが山の色付き具合はまだ早かったようです。
今年は、暖かい日が長かった為か10日ほど遅れているようでした。
今日、10月27日は、日光地方の紅葉情報では最盛期で、中禅寺方面へ向かう交通もかなり混雑しているのではないかと思います。
上の写真は、湯西川温泉郷にある観光センターで2011年7月にオープンした"水の郷"という素晴らしい観光施設です。
上左の写真は、"水の郷"の全景です。
右の写真は、センター内に設けられた足湯施設です。
"水の郷"本館内にはお土産店やレストランもあります。
本館にある温泉浴場はまた格別で、アルカリ性単純温泉で加水なし、加温なし、消毒なしの源泉掛け流しの湯を500円でゆっくりと堪能できます。
ここは、私のお勧めする日帰り温泉の一つで、雪が降る前にもう一度行きたい温泉です。
上左の写真は、"水の郷"施設内にある足湯です。
右の写真は、"平家の里"にある湯西川に掛かる吊橋より見た光景です。
私も20年ほど前、この清流に魅せられて渓流釣りに足繁く通った所です。
この本流の下流にある前沢の最奥は、私のホームグラウンドでもあり天然の岩魚が釣れた場所でした。
今は渓流釣りは止めてしまいましたが、十数年前に一度前沢の奥まで行ってみましたが堰堤が各所に出来てしまい釣りにならなかった想い出があります。
しかし、湯西川ダムが出来てから久しぶりに湯西川に来て見ましたが、湯西川ダムによる国の整備事業で県道付け替え道路沿いに移転した集落の変わり様には驚きました。
近代的な住宅が立ち並び、昔は秘境と言われた地とは思えないほどの変わりようでした。
私が20歳の頃は、湯西川温泉は栃木県の秘境の地と言われ、湯西川沿を走る狭い道路はバスなどがすれ違いも出来ないほどの狭さで危険な道でした。
それが今、山を貫くトンネルが数箇所出来、道路も広くなりスピードを出して走行する事も可能になりました。
湯西川は平家の落人伝説で有名ですが、その当時を伝える観光施設"平家の里"があり、ここも一見の価値があるのではないかと思います。
湯西川からの帰りに、義兄のお勧めで五十里湖の畔にある蕎麦の店"湖畔亭ほそい"で食事をしました。
ここは栃木県内でも美味しい蕎麦で有名で、当日も店内は満席の盛況でした。
ここで味わえる"そばかき"は、昔懐かしい素朴な味で格別でした。