栃木県矢板市の寺山ダムを紹介します。
ここは、矢板市の北西7キロに位置し、高原山を水源とする那珂川水系宮川の上流に建設されました。
ダム形式は、堤高62.2m、堤頂長260m、総貯水容量256万㎥のセンターコア型ロックフィルダムです。
機能としては洪水調整、灌漑、不特定用水、 上水道用水等に利用されています。
1972年に着工、1984年に竣工し栃木県が管理しています。
上の写真は、ダムサイト下流側でロック材で覆われているのが良く分かります。
ロックフィルダムとしては栃木県では最初に採用され、ロック材等はダムサイト付近で生産されたそうです。
下左は、寺山ダムの放流口付近です。左が上流側、右が下流側。
2013年9月には、水力発電などを活用してダム施設を省エネ化する「ダムESCO(エスコ)事業」による発電が始まった。
水力発電設備を設置、運営するのは日本工営で全国初。
同事業は県の委託を受けた民間事業者がダムから放流される水を活用し、水力発電設備を設置して売電するほか、ダム施設の空調や照明などの電気設備を発光ダイオード(LED)などの省エネ型に切り替え、消費電力を抑える。県が全国で初めて考案した。(下野新聞より)
寺山ダム近辺は自然がたくさん残されており、宮川の上流には栃木県民の森、その奥にはレンゲつつじの群生地で有名な八方ヶ原があります。
また、ダムの近くには724年に創建されたという真言宗智山派の寺院、寺山観音寺があります。
私のサブサイト"日帰り温泉in栃木"に寺山鉱泉の案内がありますのでご覧ください。
上二枚は寺山ダムの案内図。
下二枚は寺山ダムの諸元。
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