栃木県矢板市塩田地区にある塩田ダムを紹介します。
ここは那珂川水系簗目川の上流にあるダムで、灌漑を目的に造られたました。
ダムの形式は、堤高26.1m、堤頂長218m、総貯水量46万㎥のロックフィルダムです。
管理は栃木県で、1977年に着工し2000年に竣工しました。
上の写真は、塩田ダム天端より見た様子で左にある建物が管理棟と取水塔、ダム湖奥中央に見えるのが公園の広場です。
多分、環境省で指定廃棄物の最終処分場の候補地と指定したのは、奥の方に見える山の近辺ではないかと思います。
上は塩田ダム遠景。ロックフィルの状況がよく分かります。
下は、塩田ダムの天端と説明板。
下は、塩田ダムの排水口付近。
左は、上流側の非常用洪水吐、右は下流側の非常用洪水吐導水路。
下左は、塩田ダム天端より見た塩田地区の美しい田園風景。
右は、栃木県の田園風景百選に選ばれた認定地の表示杭。
下左は、以前に撮った塩田ダム。
右は、塩田ダム奥にある整備された多目的広場です。
昨年の9月3日、環境省は栃木県矢板市塩田の国有林を、福島第一原発事故で出た高濃度の放射性物質に汚染された焼却灰や汚泥など、栃木県内での発生分を埋める最終処分場の候補地とする方針を表明した。
この環境省の一方的な表明によって国内初の候補地となる矢板市などでは突然の表明に戸惑いを隠せない様相です。
今回の環境省による一方的な突然の「指定廃棄物」の最終処分場の候補指定地の打診。
そして、候補地近隣に位置する塩田ダム。
ここは田園風景百選に選ばれた塩田地区の認定地の水源を供給する農業水利施設ではないでしょうか。
美味しいお米を育てる地下水源には影響無しとされているが、私の様な素人でもそれは如何なものかと危惧せざるをえない。
地域住民が戸惑うのも当然の事と思います。
何れにしても今後の進展を見守るしかないのではないでしょうか。
機会があれば、黄金色に染まった塩田地区の田園風景を取材したいものです。
奇しくもこの塩田ダムは、栃木県内のダムサイト(旧栃木のダム)として初めてサイトアップした想い出の場所でもあります。
私はこの塩田地区の最終処分場建設問題が、何故か1964年にダム建設の構想が発表された南摩ダムを想い出されて仕方がありません。
下左は、塩田ダムへの進入路に掲げられた候補地選定の白紙撤回を求める反対同盟の幟と看板。
右は、最終処分場建設候補地への進入路付近。
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