栃木県栃木市西山田の古刹大中寺に行って来ました。
大中寺はアジサイの名所でもあり、数年ぶりに写真を撮ってきました。
山門への参道脇には沢山のアジサイが植栽されており、見事なアジサイが咲き誇っていました。
名所だけあって数名のアマチュアカメラマンが来ていましたが、話によると今年のアジサイは例年に比べると花の威勢がないそうです。
上と下右は、大中寺。下左はアジサイの咲く山門。
下左は、高野素十代表句"方丈の大庇(おおびさし)より春の蝶"が想い出される本堂の大庇。
右は、本堂前にあるモミジの大木(樹齢は?)、秋には真っ赤に染まるそうですよ。
大中寺には七不思議伝説があります。
下左は、七不思議の中の油坂・枕返しの間・開かずの雪隠・馬首の井戸です。
(ある学僧が夜間の勉学のために本堂の灯明の油を盗んでいたが、それがある時ばれそうになって逃げようとして誤って石段から転げ落ちて死んでしまった。それ以降、この石段を上り下りすると不吉なことが起こるとして、使用が禁じられた。)
その他にも、根無し藤・不断の竈・東山の一口拍子木があります。
古刹大中寺は伝承によれば、1154年(久寿元年)、真言宗寺院として創建されたという。
1489年(延徳元年)、在地豪族の小山成長が快庵妙慶を開山に招いて再興。このときが実質的な創建とみなされる。
天翁院(小山市)の中興開山でもある培芝正悦(ばいししょうえつ)が大中寺2世となった。(ウィキペディアより)
また、上田秋成の「雨月物語」にある青頭巾はこの寺を舞台として書かれたものであるそうです。
下は、山門前の参道に咲くアジサイを撮ってみました。
下3枚は、大中寺参道前をスナップしました。
懐かしい風景がありましたので思わずショット。
下は、その中のお気に入りの一枚。
何故か懐かしい。昭和30年代の懐かしき心象風景ですね。
私のメインサイト"五月の風"の雑木林にある"駄菓子屋"に出てくる様な光景かな。
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