スマホケースの染色と裁断も完了し、完成に向けて手縫いに入ります。
まず、手縫いの為に穴を開けなければなりません。
貼り合わせた革同士を手縫いで強固にします。
その為に「菱目打ち」という金属金具を使って糸を通す穴を開けます。
「菱目打ち」で革の外周を丁寧に穴を開けていきます。
上と下が穴あけが完了した写真です。
「菱目打ち」には、下の道具を使います。
下左の左の丸い金具は、ギボシ金具で手帳を閉じる時の留め金です。
中2は「菱目打ち」という金具でこれで均等に穴を開けることが出来ます。
右は、革の外周に菱目打ち用の筋を付けるケガキです。
右の写真は、「菱目打ち」に使う木槌と台です。
長年使った為か強化ゴム台には無数の傷があります。
下左は、革を張り合わせる為の接着剤で主に使う「Gクリヤー」です。
「レザーコート」は染色した革の表面に塗り込む色止め用のコーティング剤です。
下右は、手縫いの為の道具です。
針を通した麻糸は、スムーズに通すために糸に固型ワックスに通します。
下は、縫い初めの写真です。
縫い初めは、糸のほぐれをなくすために2重縫いにします。
下が縫いが終わり完成したスマホケースです。
ケースの内側にはカード入れも取り付けてみました。
スマホを固定するクリヤーケースは、いつでも外せるように両面テープで処理してみました。
レザーコートで仕上げると革の表面に艶がでて見た目も奇麗に感じます。
細かい傷も消えて荒隠しにもなります。
下左は、ケースの表面です。
ギボシ金具にベルトでしっかり止まっています。
下右は、ケースの裏面です。
カメラ用の穴も開けてあります。(ちょっとカットが雑な様です)
完成したスマホケースです。
ガッチリと作成した本革のハンドメイドですので長年に渡って使えそうです。
ギボシに引っ掛ける止ベルトの穴あけが雑ですのでこの部分だけ作り直そうと考えています。
やはり、本職が造った様なわけには当分なりそうもありません。精進!精進⁉
完成したスマホケースにスマホを装着して使ってみましたが、電話の使用には難があります。
使い込んで革が馴染んでくれば気にならないかもしれません。
只、本革製だけあって片手で操作するにはチョット重い感じです。
でも、重厚感があって素晴らしい出来でした。
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