学生カバンからハンドバックへ

20数年前、娘の中学生の時使っていた手提げの学生カバンを再生してみました。

娘は、チョットした小物入れが欲しいというのでカバンを2分した大きさのハンドバックを作ることにしました。

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下は、金具類を取り外してカバンを分解した写真です。
学生カバンは革の品質も良く、丈夫なので手荒に使っても良いように頑丈に作ってみました。

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傷の無さそうな所を選んでバック用にカットした学生カバン。(下写真)
パーツの組み合わせが大変です。

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妻が使っていたバックの取っ手やマグネットの留め金などのパーツを取り外してレイアウトを考えてみました。
各パーツを組み合わせてみます。(下右写真)

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これからが本番。
各パーツの取り付けと縫い合わせの為の菱目打ちです。
菱目打ちは縫い合わせがぴったりと合うようにボンドで接着します。

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縫い穴にボンドが付かないようにセロテープを張りました。
穴にボンドが付いてしまうと縫い針がスムーズに通りません。

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バックのマチの取り付けです。
マチは7cmほどで、結構容量があります。(下写真)

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各パーツの縫い合わせです。

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縫い合わせが完了し、コバの仕上げです。
紙やすりの400番を使い丁寧にコバを磨き上げます。

コバにトコノールを塗り、布で光沢が出るまで磨き上げます。
私の場合は、コバの切り口が雑でしたので思ったように仕上がりませんでした。

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バックの口付近の仕上げです。
本体とマチの縫いは糸を二重にして強化しました。

縫い糸の切り口は解れない様に瞬間接着を使用しましたが、固くなってしまうので使わない方が賢明かもしれません。
持ち手の下の丸い金具はショルダーベルト用の引っ掛け金具です。

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今回の材料費は全てがあり合わせの再生品ですので0円でした。
下は、娘が家に持ち帰ってショルダーベルトを取り付けた写真です。

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次回のレザークラフトは、妻のスマホケースの作成です。