栃木県内の霊場巡礼のブログです。

2017年9月アーカイブ

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栃木県鹿沼市下粕尾地区にある常楽寺の紹介です。
常楽寺は鹿沼市中心部から南西へ15kmほどの所にあります。

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彼岸花に囲まれた手水舎で手と口を清め境内へ。
参道の右手には朱色のお堂瑠璃堂があります。(下写真)

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正面には、中野智玄(録事法眼)を祀った朱色の録事堂があります。(下写真)

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下左は、境内から見た録事堂。
録事堂には萩が咲き乱れていました。

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常楽寺は花の寺としても有名で東国花の寺百ヶ寺にも参加しています。
栃木第六番札所で御朱印もいただけるそうです。
下は、彼岸花に染められた常楽寺。

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常楽寺は、真言宗豊山派のお寺で薬師瑠璃光如来をご本尊として祀られています。

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常楽寺は、建久元年1190年に没した名医中野智元(録事法眼)を祀ったお寺です。
中野智玄(録事法眼)は安蘇郡粕尾村の人で病気治療の名人といわれ、文治年中(1185年~1190年)、智玄は糸脈で後鳥羽上皇の病を判断しお薬を処方して差し上げたところお悩みはたちまち平癒してしまったそうです。(下右を参照)

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下は、録事堂脇にある石仏と案内板。
石仏は、智玄と妻・娘をかたどったものといわれています。

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常楽寺
栃木県鹿沼市下粕尾949
※ 参考サイト
鹿沼観光たより
鹿沼・彼岸花に染まる花のお寺「常楽寺」(東国花の寺百ヶ寺栃木6番札所)

私のブログでも紹介しています。
彼岸花と花の寺(鹿沼市)
真っ赤な曼珠沙華(鹿沼市)

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栃木県大田原市黒羽向町にある那須三十三所観音霊場第一番札所高岩山蜜蔵院明王寺の紹介です。
高岩山明王寺は大田原市中心部から東へ約7kmの黒羽町の中心部で黒羽町を南北に貫く国道294号線沿いにあります。
国道に面した山門を潜り抜けると正面に本堂があります。

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本堂は、明治12年(1879年)に町の大火で全焼しましたが昭和30年(1955年)に再建されました。
高岩山明王寺は、天文2年(1533年)室町時代後期に興定法印というお坊さんによって現在の黒羽町築地に創建されました。
その後、天正4年(1576年)黒羽藩領主大関高増公が黒羽城築城したさい現在の黒羽町に移転されたといわれています。

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高岩山明王寺は、真言宗智山派のお寺で不動明王をご本尊とし、脇仏本尊として聖観世音を祀っています。
聖観世音は、山門を潜って右手にある観音堂に祀ってあります。(下写真)

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昭和30年(1955年)に再建された本堂内部。(下写真)

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下左は、本堂から見た境内と山門。
写真左手に手水舎があります。

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山門を潜って右手には、七福神の恵比寿尊が祀られ八溝七福神恵比寿尊霊場として昭和61年7月に開設されました。(下左)
下右は、高岩山明王寺の沿革を書いた案内板。

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下左は、那須三十三所観音霊場のパンフレット。
下右は、高岩山明王寺で頂いた御朱印です。

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下は、高岩山明王寺で頂いたお寺の沿革を書いたパンフレット。

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下は、高岩山明王寺の動画です。

高岩山明王寺
栃木県大田原市黒羽向町185

閑話休題
高岩山明王寺には、奥の細道で有名な松尾芭蕉の句碑があります。
今日も又 朝日を拝む 石の上
句碑は本堂の右手、手水舎の脇にあります。
松尾芭蕉は、この地黒羽には奥の細道で4月3日から16日まで13泊14日の長期滞在をしました。
黒羽町には、芭蕉に因んで町内には10箇所の句碑が残されています。
私が2001年から2008年まで栃木県内の奥の細道を尋ね歩いて書いたブログがありますのでご覧ください。
奥の細道in栃木(黒羽)

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栃木県大田原市堀ノ内にある下野三十三観音第十番札所岩谷観音の紹介です。
大田原市より国道461号線を東進して黒羽町へ向かいます。
黒羽町より那珂川を渡って1.5kmほど行き、左手に曲がって県道27号線に入ります。
そこから1kmほど行った左手の山の中に岩谷観音があります。

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秋暑の中、日差しを遮る参道には心地よい空気の流れ。
細い参道には、秋を告げるかのように真っ赤な彼岸花が咲き始めていました。(上・下写真)

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参道を登りきると、鬱蒼とした杉林の中に観音堂があります。
左手には、お地蔵様が鎮座しています。
境内の右手には杉の巨木が2本。左手には、石仏群。(下写真)

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白木造りの観音堂にはご本尊の千手千眼観世音菩薩がと本尊の御前立像が祀られています。
木造千手千眼観世音菩薩坐像は、室町時代の制作と云われています。

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参道入り口の左手から石段を登ると馬頭観音を祀った馬頭堂があります。(下右)

※ 馬の頭を頂いた観音様の姿を見て馬とともに生活する当時の人々が馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれ、農家では農耕馬の馬の産地では生まれ育つ仔馬たちのそして馬によって稼いでいた人々にあっては馬と歩む道中の安全を祈ったり死んでしまった馬の冥福を祈ったりそんな理由で馬頭観音は作られたといわれております。

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下は、参道脇で咲き始めた彼岸花。
下右は、岩谷観音の御朱印です。
御朱印は、参道入り口の右手にある電気工事店「はなやま電設」様で頂くことが出来ます。

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下は、岩谷観音の動画です。

岩谷観音
栃木県大田原市堀之内

閑話休題
岩谷観音は山の中腹にありますが観音堂の裏手には岩谷要害跡があります。
今でも、土塁と空堀が残され竪堀も見ることが出来るそうです。
岩谷要害の城主は後に黒羽城主の大関氏に仕えた角田氏であるといわれています。
要害跡には、境内左手にあるお地蔵様脇から登ることが出来るそうです。
岩谷観音とまむし (歴史的風土のなかの黒羽の民話より)
参拝後、黒羽町にある那須三十三所観音霊場第一番の明王寺で参拝し、御朱印を頂いてきました。
明王寺は、後日、霊場巡礼in栃木で紹介したいと思います。
那須三十三所観音霊場巡り(Maywindのつぶやきより)

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栃木県鹿沼市上久我地区にある加蘇山神社です。
加蘇山神社は、鹿沼市街より県道240号線で西方へ18kmほどの山間部にあります。
荒井川に沿って一番奥の上久我石裂地区まで行くとここには数軒だけが残る限界集落です。
道の左手には、加蘇山神社の社務所がありここで御朱印を頂くことが出来ます。
※ 御朱印は社務所拝殿の賽銭箱の上に置かれているので料金を箱の中に入れて頂く事が出来ます。
但し、売り切れている場合あるので注意(今回、私も頂けませんでした。)

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鳥居を潜り、右手にある手水舎で手と口を清め、右手奥にある社務所の拝殿で参拝。
広い境内には立派な神楽殿があります。
神楽殿の鴨居には天狗信仰のシンボルが奉納されていました。(下写真)

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鳥居奥の建物(集会場?)の玄関には石裂山と書かれた大きな篇額が掲げられています。
ここは、石裂山の登山口でもあります。

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集落から沢沿いに800mほど行くと、深い木立の中に加蘇山神社が見えてきます。
石段を登ると鳥居の奥に大きな杉の木が2本あり石段の奥に加蘇山神社の本殿が鎮座しています。
この2本の杉の木は樹齢500年といわれ、鹿沼市の天然記念物に指定されています。

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ここは、石裂山回遊登山コースの入り口でもあります。
下は、樹齢800年の双幹の杉の木。

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蝉時雨の中、石段を登りきると左手に手水舎、中央に拝殿その奥に本殿があります。
深緑の中に光り輝く古社は、荘厳さおも感じられます。

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加蘇山神社は、神護景雲元年(767年)に勝道上人が開山したと伝わる古社です。
御神体は、磐炸命、根裂命、武甕槌男命を待つって今須。
五穀豊穣、家内安全、火難消除、武勇の神として知られています。

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2007年12月22日公開の映画『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』では撮影地として選ばれています。
栃木県フィルムコミッション

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下中央は、鹿沼市の天然記念物に指定されている樹齢500年の双幹の杉の木。
下右は、石裂山登山道からみた境内。

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下は、加蘇山神社の正面入り口。

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下右は、上久我集落を流れる荒井川。
この地域は限界集落ともいえ、数件の住居が廃墟となっていました。
左手奥の住宅はも廃墟となっていました。

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下は、加蘇山神社手前にあるこの地区の学校の廃墟。

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下は、加蘇山神社の動画です。

加蘇山神社
栃木県鹿沼市上久我3880
加蘇山神社(鹿沼市) 参考サイト

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