栃木県大田原市黒羽向町にある那須三十三所観音霊場第一番札所高岩山蜜蔵院明王寺の紹介です。
高岩山明王寺は大田原市中心部から東へ約7kmの黒羽町の中心部で黒羽町を南北に貫く国道294号線沿いにあります。
国道に面した山門を潜り抜けると正面に本堂があります。
本堂は、明治12年(1879年)に町の大火で全焼しましたが昭和30年(1955年)に再建されました。
高岩山明王寺は、天文2年(1533年)室町時代後期に興定法印というお坊さんによって現在の黒羽町築地に創建されました。
その後、天正4年(1576年)黒羽藩領主大関高増公が黒羽城築城したさい現在の黒羽町に移転されたといわれています。
高岩山明王寺は、真言宗智山派のお寺で不動明王をご本尊とし、脇仏本尊として聖観世音を祀っています。
聖観世音は、山門を潜って右手にある観音堂に祀ってあります。(下写真)
昭和30年(1955年)に再建された本堂内部。(下写真)
下左は、本堂から見た境内と山門。
写真左手に手水舎があります。
山門を潜って右手には、七福神の恵比寿尊が祀られ八溝七福神恵比寿尊霊場として昭和61年7月に開設されました。(下左)
下右は、高岩山明王寺の沿革を書いた案内板。
下左は、那須三十三所観音霊場のパンフレット。
下右は、高岩山明王寺で頂いた御朱印です。
下は、高岩山明王寺で頂いたお寺の沿革を書いたパンフレット。
下は、高岩山明王寺の動画です。
高岩山明王寺
栃木県大田原市黒羽向町185
閑話休題
高岩山明王寺には、奥の細道で有名な松尾芭蕉の句碑があります。
今日も又 朝日を拝む 石の上
句碑は本堂の右手、手水舎の脇にあります。
松尾芭蕉は、この地黒羽には奥の細道で4月3日から16日まで13泊14日の長期滞在をしました。
黒羽町には、芭蕉に因んで町内には10箇所の句碑が残されています。
私が2001年から2008年まで栃木県内の奥の細道を尋ね歩いて書いたブログがありますのでご覧ください。
奥の細道in栃木(黒羽)
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