栃木県日光市今市にある下野三十三観音霊場第四番札所 星顕山 如来寺です。
如来寺は、東武日光線下今市駅から西へ歩いて10分程の街中です。
山門を潜ると広い境内の左手には観音堂、右手には鐘楼があります。
星顕山光明院如来寺は、室町時代の中期に金蓮社暁譽最勝大和尚により開かれました。
宗派は浄土宗、山号は星顕山、院号は光明院。
ご本尊は阿弥陀如来です。
本堂を見学させて頂きましたが素晴らしい彫刻には目を見張ってしまいました。
本堂は再建されたそうですが本堂内の梁や丸柱などはそのまま残して建てられたそうです。
本堂の脇座には徳川将軍家位牌所として家康公から12代将軍徳川家慶公の位牌が祀られています。(下右写真)
中央は、寛永18年(1641年)に建立された鐘楼。
右は、地蔵堂で車止め地蔵尊が祀られています。
聖観世音菩薩像が安置されている観音堂。
聖観世音菩薩像は聖徳太子の作と伝えられているそうです。
毎年5月の花まつり(灌仏会)で開帳され百万遍講という念仏講も行われるそうです。
下右の写真は、如来寺の前にある弁天堂で今市宿七福神の弁財天を祀っています。
下右は、地蔵堂と車止め地蔵尊の案内版。
下は、如来寺を開山した暁譽上人のお墓です。
暁譽上人は、常陸国(茨城県)瓜連の浄土宗常福寺第4世超譽上人の 高弟で、文明10年(1478年)諸国を行脚して今市に来ました。
如来寺を創建し38年間布教し、永正13年この地に没しています。
ここからは、遠く高原山や那須連峰を望むことが出来ます。
下左は、暁譽上人の墓の案内版。
下右は、如来寺で頂いた御朱印です。
如来寺 オフィシャルサイト
栃木県日光市今市710
TEL 0288-21-0105
閑話休題
如来寺は私の父の実家の菩提寺で、法事などがある度に何度も訪れた事のあるお寺です。
今までは写真を撮る機会がなく、今回はじっくりと境内内の写真を撮らせていただきました。
写真を撮りながら十数年前に亡くなったおじが菩提寺である如来寺で樋山家の由来を聞いた事などを私に語った当時を想い出させてくれました。
今度、行った時には歴史に熱心だったおじの話でも聞こうと思っています。
以前、樋山家に伝わる木造の仏像についておじが調べた樋山家の歴史をブログに載せたことがあります。
樋山家の宝
風のつぶやき!
如来寺の墓地からは試運転中で8月から運行予定のSL大樹の雄姿を見ることが出来ました。
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