栃木県那須郡那珂川町久那瀬にある八溝温泉を紹介します。 八溝温泉は、那珂川町の中心より南の方にあり、北に位置する馬頭温泉郷よりかけ離れています。
施設としては、今流行の煌びやかさは無く、静かな佇まいの中の一軒施設ではないでしょうか。
私が聞いた所によると温泉の質としては馬頭温泉郷の中では一番ではないかと地元の人は言っているそうです。
上の写真は、八溝温泉の看板と売店を兼ねた受付。 下は、八溝温泉の歴史を書いた案内板です。
受付で、入浴料300円(安い?)を支払い、妻と木立の中にある浴場に向かう。
右が男湯、左が女湯。 引き戸を開けて脱衣所に入る。が、中は真っ暗。誰も居ない。 室内の明かりを付けると、広い脱衣場の床・壁が杉の無垢材が使われていました。
やはり、馬頭と言えば八溝材、杉の産地だけあるなと感心しました。(写真左) そう云えば、下左の写真で見られる杉の立木。いいですね~。軒桁に使えそう。
そして、今日は運良く浴場に誰も居ない。 浴場の写真を数枚撮り、その中のお気に入りが下の二枚です。
ここからは、那珂川の流れが木立を通して見ることが出来ました。
右手に見えるのが湯口。湯口に手を差し出すと結構熱い。
八溝温泉の泉質は、ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(弱アルカリ性低張温泉)。
温泉は透明で、湯口で口に含んでみましたが無味無臭でした。肌へのぬめりは無し。
効能は、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、きりきず、慢性婦人病など。
泉温は、40~42度位。ちょっとぬるい気がしました。 しかし、妻が入った女湯の方はかなり熱かったそうです。
要するに、加温はしているみたいですね。 しかし、加温はしているものの源泉掛け流しには間違いないようです。
妻から後から聞いたのですが、一緒に入ったご婦人から聞いた話では、ここの温泉に入り続けて交通事故の後遺症が良くなった事例があるそうです。
今回は、浴場の入り口に温泉の効能表が提示されていたのですが、カメラが悪いせいか撮影することが出来ませんでした。悪しからず。
入浴料 300円 営業時間 午前10:00~午後8:00 定休日 火曜日
上の写真は、露天風呂の様子ですが、見た様子から営業はされてないようです。 (受付で確認はしませんでした。) 最盛期には、かなり賑わったのではないかな。
下は、露天風呂の入り口にあった案内板ですが、この歌(俳句かな?)いいですね。
店主の風流さが感じられますね。
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2014年1月アーカイブ
栃木県矢板市館ノ川にある矢板温泉まことの湯を紹介します。
ここは、東北道矢板ICから北西に5kmの所にあり、矢板市から塩谷町に抜ける県道242号線の脇にあります。
また、近くには矢板市営の城の湯温泉センターもあります。
矢板温泉まことの湯は、地下1500mから汲み上げた温泉で泉温75度の源泉をかけ流しています。
2010年4月にはリニューアルオープンし浴槽、脱衣所などが新しくなりました。
まことの湯の一番の魅力は、何と言っても広い露天風呂にあり。
上左は、フロント。右は、男湯の入り口です。
浴場は内湯と露天風呂があり、露天風呂は一度に30人ほどが入れる広さですが内風呂はちょっと狭い感じ。
泉質は、ナトリウム カルシウム-塩化物 硫酸塩温泉(アルカリ性低張性高温泉)Ph値:8.9
泉温は、76.3度でかなり高く、口の含むとちょっと塩分がありますが無色透明無臭です。
温泉効能は、腰痛、神経痛、筋肉痛、きりきず、慢性皮膚炎、胃腸病など。
泉温は、内風呂で42.0度位、露天風呂では場所によって温度差がありますがかなり高め。
加水なし、加温なし、循環浄化なしの天然温泉源泉掛け流し、そして飲用も可能。
入浴料 大人 500円 小学生 300円 営業時間 午前9:00~午後9:30(受付は午後9:00まで)
上左は、脱衣所、結構広いです。 右が内風呂の様子。
浴槽が二つあり、左が冷泉、右が温泉42度くらいかな。
常時、湯船から温泉があふれ出ている。 (撮影は入浴客が少なかったので誰も居ないのを確認して撮りました。)
上は、矢板温泉自慢の露天風呂。 30~40人が入れるほど広く、中央のモニュメントからは源泉が勢い良く湧き出していました。
露天風呂は場所に寄って温度が違い、女湯との境付近は長湯できないほどとても熱い感じでした。(長湯すると肌が真っ赤になりますよ。)
下右は、露天風呂の注意書きです。
下は矢板温泉ビラで、矢板温泉まことの湯に併設された貸し山荘(コテージ)です。
各棟にあるお風呂には温泉を引き込んであるそうです。
下左は館内に掲示された東京新聞の矢板温泉の紹介記事です。
右は、1993年の明星の記事でSMAPが栃木県を訪れたときに矢板温泉に立寄った時の記事です。
下は矢板温泉まことの湯の成分表などです。
矢板温泉まことの湯 オフィシャルサイト
栃木県矢板市館ノ川695-28 TEL 0287‐43‐8800
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閑話休題。
矢板温泉まことの湯に浸かる前にここから東方にある川崎城址を見てきました。
ここに来たのは十数年ぶり。30分ほど散策してきました。 以前より良く整備されていたのには驚きました。
城址の最上部、主郭部まで上ると矢板市の町並みが眼下に開けていました。
下は川崎城址の一コマです。 後日、ITMayのつぶやきに掲載予定です。
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宇都宮市の道の駅"ろまんちっく村"にある日帰り温泉"湯処あぐり"を紹介します。
湯処あぐりは、東京ドーム10個分(46ヘクタール)の敷地の集落のエリアに"ヴィラ・デ・アグリ"があります。
ろまんちっく村は、宇都宮市の市制施行100周年記念事業の一環として1996年9月14日に開園しました。
そして2012年9月22日に"道の駅うつのみや ろまんちっく村"としてリニューアルしました。
里のエリア・森のエリア・集落のエリアがあり、色々な楽しみ方が体験できます。
集落のエリアはろまんちっく村のメインエリアで、買い物や食事などができます。
特にクラフトブルワリーの宇都宮産の二条大麦から造るビールは人気がありここで飲むことが出来ます。
上はヴィラ・デ・アグリの施設で、中には日帰り温泉湯処あぐり、プール温浴の出来るアグリスパ、それと宿泊施設があります。
上は湯処あぐりの入り口。
左の写真の壁には、ここを訪れた有名人のサイン色紙がたくさん展示してありました。
右の写真のスロープの左が宿泊施設。 私も数年前にこの宿泊施設で兄弟会を開いた想い出があります。
ロビーからパティオを通って行くとその先に天然温泉湯処あぐりがあります。
今回は入浴客も多く浴場などの撮影は控えました。
脱衣所は、この施設にしてはチョット狭く休みの日とあってかなり混雑していました。
浴場は内湯と露天風呂があり、露天風呂は広いのですが内風呂はちょっと狭い感じ。
泉質は、アルカリ性単純泉(アルカリ性低張性高温泉)。
泉温は、43.6度で無色透明無味無臭です。
温泉効能は、神経痛、筋肉痛、きりきず、慢性皮膚炎など(下の効能表を参照)。
泉温は、42.0度位かな、チョットぬるい感じ。 加水はしていないが衛生上循環しているため加温と消毒処理はしているそうです。
入浴料 500円営業時間 午前10:00~午後9:00(受付は午後8:30まで)
広い露天風呂に浸かりながら湯煙の中に夕日に映えた周囲の山を望み何となく一句。
"湯煙に ただ一輪の 寒椿" 類句が沢山ありそう~。
下は湯処あぐりの温泉分析表です。
ここでは、レジオネラ菌の検査報告もしてありました。
※ レジオネラ菌 土壌や河川、湖沼など自然界に生息する「細菌」の一種です。
必ずしも温泉固有に生息しているものではありません。(温泉だから検出されると言う訳ではない) 近年では、空調設備の冷却塔水、循環式浴槽水、給湯器の水などに生息するバイオフィルム(生物膜)などに寄生、増殖し、深刻な問題となっています。
循環式浴槽など水(湯) が停滞する「39度前後」(一般細菌よりも少し高い)の環境で増殖しやすいのですが、その水を飲んでも感染すると言うわけではありません。
この水中の微粒な菌が、シャワーや、湯気など空気中に浮遊する蒸気や、霧状(エアロゾル)となり、呼吸をする事により人体の肺に入ると、感染するとされています。(参考サイトより抜粋)
湯処あぐり
栃木県宇都宮市新里町丙254 TEL 028-665-8800
ろまんちっく村 オフィシャルサイト
湯処あぐり オフィシャルサイト
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閑話休題。
今回は温泉に娘も同行しましたが、ろまんちっく村の途中にある大谷観音に寄ってお参りしてきました。
大谷地区は石塀などに使われる大谷石の原産地。
まだ、娘は来たことが無いと言い(小学生の頃つれて来たはず?)平和観音とお寺を見てきました。
休日でしたが参拝客も少なく閑散として昔の賑やかさが嘘のようでした。
大谷観音は後日ITMayのつぶやきで紹介したいと思います。
下が平和観音と大谷観音です。
新年明けましておめでとうございます。
本年も新たな温泉施設を巡りながら紹介したいと思っています。
本年も日帰り温泉in栃木、どうぞ宜しくお願い致します。
新春を迎え、"大田原温泉太陽の湯"をご紹介します。
太陽の湯は、大田原市を流れる蛇尾川対岸にある大田原城祉の東に位置しています。
大田原城は龍がとぐろを巻いているように見えるその形から「龍体城」と呼ばれ龍城の謂れといわれています。
ここ、大田原温泉ホテル龍城苑の名も龍城の名に肖ったものなのかな?
上の写真は、太陽の湯の露天風呂(パンフレットより) 下左は、太陽の湯の玄関。
右は、太陽の湯の母体である大田原温泉ホテル龍城苑。
太陽の湯は、源泉掛け流し。
またこの温泉は飲むことが出来、慢性消化器病・慢性便秘に効能があるそうです。
私は浴場の湯口で飲みましたが無味無臭(ナトリウムのためちょっと塩分)を感じました。
慢性便秘症の御仁には良いかも。
この日は、北風が非常に強く露天風呂に入ってもかなり寒く感じました。
穏やかな日には、和風造りの露天風呂は最高かも。
下左は、飲泉所。
下は広い脱衣所、清潔に整頓されていました。
大田原温泉太陽の湯は、昭和59年8月に1,050mの地下より泉温51度の温泉が湧出しました。
当然、源泉掛け流し(循環ろ過あり)です。
泉質は、ナトリウムー塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)。
温泉効能は、神経痛、筋肉痛、きりきず、慢性皮膚炎など(下の効能表を参照)。
湯温は、43度位かな。
入館料 平日 大人600円、こども300円 土・日・祝日 大人700円、こども300円
営業時間 10時~22時
広い浴場には、寝てくつろげるジェットバスやサウナ施設もあり長湯派には最高。
上左は、ドア越しに撮った内風呂の様子ですが入浴客が居たために内部は撮影は出来ませんでした。
右が内風呂です。(パンフレットより) 下は、大田原温泉の由来です。
下は、成分表。
下は温泉ソムリエの認定 「温泉ソムリエ」とは、温泉の基礎知識を持ち、入浴法のアドバイスができる人で認定する制度。
温泉ソムリエ協会 オフシャルサイト
下は、太陽の湯の飲泉の許可証。
〒324-0062 栃木県大田原市中田原593-3 TEL 0287-24-2525
大田原温泉太陽の湯 オフィシャルサイト
下は、大田原市の観光地図。 温泉も沢山あります。
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