栃木県を流れる鬼怒川南部の真岡市勝瓜地区にある勝瓜頭首工を紹介します。
勝瓜頭首工は県道193号線の鬼怒川に掛かる宮岡橋のすぐ上流にあり、宮岡橋と並行して作られています。
鬼怒川南部地区は鬼怒川流域の栃木県南部に位置する小山市外1市1町及び茨城県西部の古河市外5市1町にまたがる水田約9,000haの稲作を中心とした農業地帯です。
国営鬼怒川南部土地改良事業(農業用用排水)(昭和40年度~50年度)により国営事業によって真岡市勝瓜地先に取入口を統合し、勝瓜頭首工(取水量18.95m3/S)と付帯する幹線導水路網が昭和50年に完成しました。
規模は、堰長は固定部170.52m・可動部155.73m、堰高は2.05mのフローティングタイプ。
上と下は、頭首工下流より撮影。堰下に設けられた魚道を見ることが出来ます。
下右は、左の橋桁が宮岡橋。右側が頭首工。
下は、頭首工からの取水堰。ここからは遠く日光・那須の山々を眺めることが出来ます。
下左は、取水堰。右は、管理事務所、下に取水ゲートと用水路が見えます。
下左は、頭首工からの鬼怒川上流方面。数年前は、満水になるとここでジェットスキーで遊ぶ風景が見られました。(最近はどうなのかな?)
下右は、頭首工の下流部。下流からは宮岡橋があるため頭首工本体は見ることが出来ません。
勝瓜頭首工主要施設の概要
国営かんがい排水事業(国営造成土地改良施設整備事業)鬼怒川南部地区
※ 頭首工(とうしゅこう)は、用水の取水にかかわる一連の施設全般を指す言葉で、用水路の「頭首」に存在する取水用の堰と用水の取り入れ口、魚道などを総括している。(ウィキペディアより)
勝瓜頭首工の動画です。
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