早春の鬼怒川上流にあるダムを撮ってきました。
第一弾は、栃木県日光市川治地区にある五十里ダムです。
ダム周辺の山々の春はまだ浅く、木々は芽吹いたばかりです。
只、ダムサイトにあるソメイヨシノは満開でした。
堤頂長267m、堤高112mの重力式コンクリートダム。
クレスト2段式ローラーゲート3門、コンジット高圧ローラーゲート2門、ジェットフローゲート1門、ホーロージェットバルブ1門。
1950年着工1956年完成、国土交通省で管理されています。
五十里ダムは日本の大規模ダムの草分けで、当時は日本一高いダムでした。
放流設備高圧スライドゲートは国内ではじめて導入されました。
五十里ダムは、平成11年から平成14年度にかけて施設の改良工事が行われました。
今迄は、放流能力が毎秒約100㎥で放流ゲートが全開・全閉放流のみでダム湖の水位調整が難しく、放流すると下流の水位が急激に上昇する問題があったそうです。
その為に、ダム堤体に直径5mのトンネルを2本掘り、毎秒250㎥の放流設備を2門増設して合計500㎥の部分開度放流を可能にしたそうです。
上右の手前にある施設が増設部分。
下写真の右の方にある建物が増設部分。
五十里ダム施設改良事業参照
五十里ダム一般公開(日光市)ダムin栃木
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