2013年8月アーカイブ

今市ダム

今市ダム

栃木県日光市砥川上流に建設された今市ダムです。
このダムは、発電用として建設されたダムで東京電力で管理しています。
堤体の規模は、堤高75.5m・堤頂長177mの重力式コンクリートダムです。

今市ダム

このダムは、東京電力株式が今市発電所の下ダムとして建設したものです。
今市発電所は、鬼怒川支流の砥川最上流部に上ダム(栗山タム)と下ダム(今市ダム)の2つのダムを造り有効落差524mを利用して最大105万kwの発電を行う我が国最大級の純揚水発電所です。(これは、約35万軒の家庭で使うことかできます。)
昭和54年10月に工事を着工し、13年の歳月と延べ230万人の人達によって造られ昭和63年7月に運転を開始しました。
水量は910万立方メートルで、この内620万立方メートルの水を発電・揚水運転に利用しています。
これは、栃木県宇都宮市で使用する水道約1か月に相当しますが105万KWで発電すると7.2時間で上ダムの水は下ダムヘ、揚水では10時間で下ダムから上ダムヘ移ります。
電気の使用量は昼間と夜間に大きな差があり、夜間の比較的電気を使わない時間帯に揚水運転を、昼間の電気が多く使われる時に発電運転をしています。
電気を蓄えるものに蓄電池(バッテリー)がありますが、これと同様に「水」として蓄え・繰り返し利用しています。
この周辺は、日光国立公園に隣接しているところで、昭和53年に水力発電所としては初めて自然環境・社会環境・水質に与える影響についてアセスメントを実施するとともに、自然環境の保全に万全を期しています。
また、ダムからの放流にあたっては、下流の魚や農業用水に影響をおよぼさないよう、常に湖面の暖かい水を放流する表面取水設備を設置し自然環境にも配慮しています。
(今市ダム敷地内の案内板より転記)

今市ダム 今市ダム
上左は、今市ダムのモニュメント。
上右は、ダムサイトから見た今市ダム湖。
下の写真は、今市ダムと今市発電所の解説板です。
 ※ 今市ダムと栗山ダムのダムカードが東京電力(株)栃木支店 栃木北支社で頂くことが出来ます。
東京電力(株)栃木支店 栃木北支社 鬼怒川制御所 9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)

今市ダム 今市ダム


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黒部ダム

黒部ダム

栃木県日光市栗山地区にある黒部ダムの紹介です。
ここは鬼怒川上流日光市黒部地区に建設されたダムで、歴史は非常に古く1912年(大正元年)12月に竣工され1913年(大正2年)1月に運転を開始しました。
その後、東京電力により老朽化の為1987年(昭和62年)に改修工事が始まり1989年(平成元年)3月に完成しました。
ダム形式は、堤高28.7m、堤頂長150mの重力式コンクリートダムで、発電用として利用されています。
上の写真は、黒部ダム本体でアーチ型の堤体は当時のままだそうです。
上右に見える管は、水圧鉄管。
下の写真は、洪水吐きゲートです。

黒部ダム

下左の写真は、ダムサイトに設けられた黒部ダムのモニュメント。
下右は、標識。

黒部ダム 黒部ダム

下左は、ダムサイト下流に設けられた水圧鉄管。
下右は、黒部ダム湖の様子。

黒部ダム 黒部ダム

下左は、上流から見た洪水吐きゲート。
下右は、橋上から見た黒部ダムの全景。

黒部ダム 黒部ダム


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湯西川ダム

湯西川ダム

10月6日、完成式が行われた栃木県日光市湯西川地区にある湯西川ダムに行ってきた。
湯西川ダムは、栃木県内に建設されたダムの中では最も新しく、2008年に着工され2012年10月に完成したダムです。
栃木県日光市西川に建設された利根川水系湯西川を堰き止めた重力式コンクリートダムで国土交通省が管理している。

 湯西川ダム

ダム堤頂部の通路を歩いてみたが、新しいダムだけに見る感動がひしひしと伝わってくる。
今、 ダムが完成した後に行う貯水してダムに問題がないかをチェックするための試験湛水が行われており、ダムサイト下から勢い良く排出される光景には圧倒された。

湯西川ダム  湯西川ダム

上左は、ダム堤頂部から見た排水の様子。
右は、湯西川湖です。
今回、湯西川ダム管理事務所で発行されているダムカードを頂きましたので次回Paret2でUPしたいと思います。
今回は、前回に引き続き湯西川ダム第2弾の紹介です。
2009年9月に現政権の民主党が表明したダム事業見直し宣言により全国各地で建設が進められていたダム工事が中止になった。
その当時、栃木県内では日光市湯西川地区で建設されていた湯西川ダム、鹿沼市上南摩地区で建設が始まっていた思川開発(南摩ダム)がダム検証の対象となり両ダム工事がストップされた。
そして、12月25日の新年度政府予算案の発表で湯西川ダムは完成まで事業継続が決まり、私が拘って取材している南摩ダムは検証続行とされ、この時点で両ダムの命運が分かれてしまった。
そして、湯西川ダムは順調に工事が進められ10月6日に完成式を迎えることができました。
南摩ダムについてはいまだに検証結果が得られず工事は中止に成ったままである。
そんな中、2011年12月現政権は八ッ場ダム工事の再開を決定した。

このようなダム検証により複雑に揺れ動いている中で完成を迎えた湯西川ダムを見学した時の私の心の中も何故か複雑なモノを感じとっていた。 

湯西川ダム  湯西川ダム

上の写真は、堤体の両側の岩着部です。
下の写真の様に堤体の岩着部の表面はコンクリートで幾何学模様に造られていました。

湯西川ダム  湯西川ダム

下左は、管理棟方面から見た天頂部の通路と取水操作棟などです。
右は、管理棟左手にある駐車場と広場です。

湯西川ダム  湯西川ダム

下左は、県道付け替え道路より微かに見えたダムサイト上流側から見た湯西川ダムとダム湖です。
右は、湯西川ダムの案内板。

湯西川ダム  湯西川ダム

湯西川ダム

色付き始めた湯西川ダムを見てきました。
前回訪れた10月中旬の山には紅葉は見られませんでした。
今回は、なんとか紅葉に彩られた湯西川ダムを見ようと例年より色付きの遅い湯西川に行って来ました。
多分、紅葉は例年よりは一週間ほど遅れているのではないだろうか。
今回は、小雨混じりのあいにくの天気で、ダム周辺では残念ながら素晴らしい紅葉には出会えませんでした。
しかし、上の写真は新設された県道付け替え道路ですが、ここから湯西川温泉までの山々は湯西川本来の素晴らしい紅葉を醸し出していました。 

湯西川ダム  湯西川ダム

上左の写真は、湯西川ダムサイトの紅葉。
右は、湯西川湖の色付き具合ですが、紅葉した山と剥き出しになった岸壁と湖面とのコントラストが素晴らしかったです。
しかし、10月中旬頃来た時よりは貯水量がかなり減水していました。

下の写真は、湯西川湖が減水して現れた湖底の湯西川ダムが出来る以前の旧道の様子です。
良く見ると電柱やガードレールがそのまま残っていました。 

湯西川ダム  湯西川ダム

 

深山ダム

深山ダム

 栃木県那須塩原市板室地区に建設された深山ダムに行って来ました。 深山ダムは、昭和49年3月(1968年)に竣工したダムです。 ダムの型式は、アスファルト遮水壁型ロックフィルダムで灌漑・上水道・発電用として造られました。 深山ダムは、沼ッ原調整池を上池、深山ダムを下池に利用して発電をしています。

 深山ダム  深山ダム

上左の写真は、ダムサイト上流側、右の写真はダム天頂部の道路で奥の建物が管理事務所です。 この道路は、県道369号線で福島県田島町に抜ける事が出来ますが、土砂崩れがある度に通行止めになります。この日も途中で通行止めになっていました。

深山ダム湖  沼ッ原発電所

上左は、深山ダム湖、降水量が少ないためか渇水気味でした。 上右は、沼ッ原発電所で沼ッ原調整池に溜められた水によりここで発電しています。

 深山ダム  深山ダム

上左はダムサイト上流側、上右は深山ダム湖です。 下の写真は深山ダムの案内版です。

 深山ダム案内板  深山ダム案内板

深山ダムは今回で2回目、十数年前に深山ダム湖上流で仲間と一緒に渓流釣りで来たのが最初でした。 また、帰りには深山ダム入り口にある板室温泉でも有名な幸乃湯で汗を流してきました。 ここの湯は、掛け流しで神経痛や関節痛に良く、温泉の飲用もできます。 内風呂も良いのですが、露天風呂は風情があって最高の気分が味わえました。 特に露天に設けられた打ち湯が最高。 何度でも行つてみたい私のお勧めの一湯です。 幸乃湯温泉

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