栃木県内の霊場巡礼のブログです。

下野三十三観音霊場の最近の記事

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栃木県鹿沼市深岩にある下野三十三観音第三十番札所深岩山 満照寺(深岩観音)の紹介です。
深岩観音は、鹿沼市から県道14号線(古峰ヶ原街道)を西方に行き、鹿沼市立西小学校から右折します。
500mほど行くと左手に岩本神社があり手前の駐車スペースに車を置いて山際の道を直進します。(上写真)

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民家を右手に見て直進すると右手に石仏があります。(上左写真)
そのまま進むと深岩観音への入り口があります。(上右写真)
鬱蒼とした杉林の中には急な石段が上まで続いています。

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長い石段を登りきると広場があり、数基の石仏があります。
そして、中央の十数段の石段を登ると岩屋の中に朱色のお堂(観音堂)があります。

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拝殿で鰐口の鐘を鳴らし家内安全を祈念しながら手を合わせます。

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拝殿の脇には石幢と岩に彫り込まれた石仏(磨崖仏)などが見られます。
そして、岩屋の上を見上げると亀の頭をしたような大きな岩が威圧するかのように迫ってきます。

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深岩観音は、平安時代に弘法大師によって開基されたと伝えられています。
安政年間に廃寺となったと伝えられ、現在は無住です。
宗派は、真言宗
ご本尊は、聖観世音菩薩
ご本尊は33年に一度御開帳され、近年では平成26年(2014年)にご開帳されました。

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下は、深岩観音の由来と岩膚弥勒菩薩の縁起。

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下は、観音堂の左手にある石幢と案内板。

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下は、拝殿の両脇にある磨崖仏と石碑。

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下は、境内にある石仏。

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下左は、観音堂の内部にある厨子?と仏像です。
下右は、深岩観音の御朱印です。
御朱印は、現在は無住ですので参道入り口右手にある渡辺様で頂くことが出来ます。

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下は、深岩山満照寺(深岩観音)の動画です。

深岩山満照寺(深岩観音)
栃木県鹿沼市深岩

閑話休題
下野三十三観音札所巡りも残すところ宇都宮市の四箇所になりました。
宇都宮市の善願寺・能延寺・光明寺、そして結願となる岩本観音です。
春までには結願出来そうです。
結願したら、今度は「鎮守の森の幸せめぐり」栃木県内にある三十一社の御朱印を頂こうかなと思っています。

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栃木県足利市家富町にある下野三十三観音第二十八番札所金剛山 鑁阿寺の紹介です。
鑁阿寺は足利市の中央、足利市役所の南方で、隣には日本最古の学校として有名な足利学校があります。
平成3年NHK大河ドラマ「太平記」放映を記念して建てられた施設の無料駐車場に車を置き、足利学校の前の路地を通って鑁阿寺まで歩いていきます。

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堀に掛かった太鼓橋を渡ると仁王像が控える楼門(山門)があります。
楼門は、永禄7年(1564年)に足利13代将軍義輝が再建。(上下写真)
下は、楼門(仁王門)裏側です。

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楼門から石畳を進むと本殿の手前右側に手水舎があります。(下写真)

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手水舎で手と口を清め、本殿へ。
本殿で家内安全などを祈念し、左手の受付で御朱印を頂きます。

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鑁阿寺は、室町幕府を興した足利氏の居館跡で足利一門の氏寺として三代目の足利義氏が堂塔伽藍を建立しました。
本堂(御影堂)は、足利尊氏の父貞氏が正安元年(1299年)に再建しました。
平成25年には国宝に指定されました。
周囲には土塁と堀を廻らし鎌倉時代の武家屋敷の面影を残しています。
宗派は、真言宗大日派
本尊大日如来の脇本尊として聖観世音菩薩像が祭られています。

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本殿の脇には、不動明王を祀った中御堂(不動堂)があります。(下左)

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中御堂の脇には、足利義兼公の創建された一切経堂があります。
現存の経堂は1407年に関東管領足利満兼により再建されたものです。(上下写真)

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一切経堂の向側には、元禄5年(1692年)徳川五代将軍の母、桂昌院尼公が再建された多宝塔があります。
多宝塔は、金剛界大日如来勢至菩薩をお祀りしています。(下写真)

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下左は、足利氏の邸宅跡。
下右は、多宝塔の前にある樹齢650年の大銀杏。

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下右は、鑁阿寺で頂いた御朱印です。

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下は、鑁阿寺の動画です。

金剛山 鑁阿寺 オフシャルサイト
栃木県足利市家富町2220
TEL 0284-41-2627

下は、鑁阿寺の脇にある日本最古の学校足利学校です。
足利学校は、寛文8年(1668年)に創建されました。
足利学校関連サイト

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上左は、学校門。上右は、裏門。
下は、足利学校の全景。

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閑話休題
足利へは丁度お昼ごろ着いた。
鑁阿寺周辺で何か食べようかと思ったのですが、美味しそうな店が見当たらない。
何処に入ってもお昼時で混雑しているのではないかと思い時間をずらしてみることにした。
蕎麦は、食べ飽きたし。
何が良いかと妻に聞いたら、数年前に行った釜飯が食べたい。
と言う事で、釜飯を食べることにした。
釜飯ならあそこかな。
現役時代、私が仕事で足利に来た時には良く食べたあの釜飯や。
国道50号線沿いにあるかまだやだ。
鑁阿寺からは10分程で着く。
店は時間をずらした為、あまり混んではいなかった。
妻は、3回目。私は7回ほどお世話になっている。
やはり、美味い。来てよかった。
かまだや オフィシャルサイト

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栃木県芳賀郡芳賀町にある下野三十三観音第二十五番札所大慈山 長命寺の紹介です。
長命寺は芳賀町の北部で芳賀北小学校の西方にある由緒あるお寺です。
境内は鬱蒼とした森の中にあり、山桜業林は町の指定天然記念物に指定されています。

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山門を潜ると右手に手水舎があり左手には六地蔵が出迎えてくれます。
手入れの行き届いた庭を両側に見て進むと正面に本堂があります。

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長命寺の宗派は天台宗で御本尊は阿弥陀如来です。
寺は天安元年(857年)3月に建てられましたが度々の火災などにより幾度か興廃しました。
昭和四十六年には第二十六世貞教大僧正により現在地に再建されたそうです。
また、本堂上の菊花御紋章は京都青蓮院門跡より孝明天皇常用輿の門を下賜されたそうです。

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境内の山門手前から長い階段を登りきると観音堂があります。
観音堂は、治承元年(1177年)行基菩薩作、聖観世音菩薩を安置したものであったが火災にて失いました。
現尊像、御堂は鎌倉時代中期から後期の作といわれています。(下写真)

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観音堂の拝殿の桁には目を見張るような見事な彫刻が施されています。(下写真)

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下左は、見事な彫刻が施された拝殿。

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上右と下左は、境入り口付近にある石仏。
下右は、長命寺で頂いた御朱印です。

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下は、長命寺の動画です。

大慈山 長命寺
栃木県芳賀郡芳賀町下高根沢2970
TEL 028-677-0539
参考サイト (芳賀町商工観光課商工観光係より)

閑話休題
今年も残すところ3日となってしまいました。
昨年の暮れに始めた下野三十三観音札所巡りも残念ながら年内には結願出来ませんでした。
残る札所は数箇所なので来春までには結願しようと考えております。
来年も相変わらず霊場巡礼in栃木をどうぞ宜しくお願いします。
皆様、どうぞ良い年をお迎えください。

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栃木県栃木市万町にある下野三十三観音第二十四番札所三級山 近龍寺の紹介です。
近龍寺は、栃木市内の中心部に位置する由緒あるお寺です。
大通りにある栃木市役所の南の交差点から路地を入ると奥に山門が見えてきます。

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山門の奥の境内の中央には立派な本堂があります。
拝殿には素晴らしい彫刻も見られます。

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三級山近龍寺は浄土宗の寺院で、室町時代の応永28年(1421)に、浄土宗の僧侶である良懐上人によって創建されました。
ご本尊は聖観世音菩薩で鎌倉時代の作と云われています。
毎年7月10日の観音様の縁日「四万六千日」の日に開帳されています。

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境内には、昭和に建立された鐘楼堂(納骨堂)があります。(下写真)

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下左は、火防の秋葉権現堂。
下右は、明治時代の初めに栃木県最初の小学校発祥の地であったことに因んで建てられた碑。

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近龍寺の北側の墓地には、栃木市出身の文豪で文化勲章受賞の山本有三先生のお墓があります。(下写真)
山本有三(wikipediaより)

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下は、墓碑に彫られた山本有三の言葉です。

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下右は、近龍寺で頂いた御朱印です。

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下は、三級山 近龍寺の動画です。

近龍寺
栃木県栃木市万町22-4
TEL 0282-22-0802
近龍寺 オフィシャルサイト

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栃木県佐野市富岡町にある下野三十三観音第二十七番札所引地山日向寺の紹介です。
日向寺は、JR佐野駅から東に500mほど行った観音山公園の小高い丘にあります。
国道141号線(例幣使街道)と東武佐野線の中間にあります。

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引地山日向寺は、下野三十三観音霊場の第二十七番札所です。
石段を登り詰めると、正面に本堂があります。
本堂は、文政7年(1824年)に関根弥惣清則という人が私財を投じて建てたといわれています。

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お堂は五間四方の白木造りで拝殿には見事な彫刻を見ることが出来ます。
宗派は真言宗、ご本尊は聖観世音菩薩で後醍醐天皇の元徳の頃の作とされています。
引地山日向寺の観音像は33年に一度御開帳され、安産・子育てにご利益があるそうです。

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下は、本堂脇にある閻魔堂。
閻魔堂の拝殿にも見事な彫刻が見られます。

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本堂の境内からは佐野市街が一望出来ます。(下左)
下右は、不動様、薬師如来、白敬天照が安置されている不動堂

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下は、引地山日向寺にあった石仏。

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御朱印は、正面石段下にある卯木ミシン工業様方で頂くことが出来ます。

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下は、引地山日向寺の謂れが書かれた引地山日向寺観音堂の記です。

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下は、引地山日向寺の動画です。

引地山日向寺
栃木県佐野市富岡町

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栃木県大田原市堀ノ内にある下野三十三観音第十番札所岩谷観音の紹介です。
大田原市より国道461号線を東進して黒羽町へ向かいます。
黒羽町より那珂川を渡って1.5kmほど行き、左手に曲がって県道27号線に入ります。
そこから1kmほど行った左手の山の中に岩谷観音があります。

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秋暑の中、日差しを遮る参道には心地よい空気の流れ。
細い参道には、秋を告げるかのように真っ赤な彼岸花が咲き始めていました。(上・下写真)

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参道を登りきると、鬱蒼とした杉林の中に観音堂があります。
左手には、お地蔵様が鎮座しています。
境内の右手には杉の巨木が2本。左手には、石仏群。(下写真)

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白木造りの観音堂にはご本尊の千手千眼観世音菩薩がと本尊の御前立像が祀られています。
木造千手千眼観世音菩薩坐像は、室町時代の制作と云われています。

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参道入り口の左手から石段を登ると馬頭観音を祀った馬頭堂があります。(下右)

※ 馬の頭を頂いた観音様の姿を見て馬とともに生活する当時の人々が馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれ、農家では農耕馬の馬の産地では生まれ育つ仔馬たちのそして馬によって稼いでいた人々にあっては馬と歩む道中の安全を祈ったり死んでしまった馬の冥福を祈ったりそんな理由で馬頭観音は作られたといわれております。

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下は、参道脇で咲き始めた彼岸花。
下右は、岩谷観音の御朱印です。
御朱印は、参道入り口の右手にある電気工事店「はなやま電設」様で頂くことが出来ます。

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下は、岩谷観音の動画です。

岩谷観音
栃木県大田原市堀之内

閑話休題
岩谷観音は山の中腹にありますが観音堂の裏手には岩谷要害跡があります。
今でも、土塁と空堀が残され竪堀も見ることが出来るそうです。
岩谷要害の城主は後に黒羽城主の大関氏に仕えた角田氏であるといわれています。
要害跡には、境内左手にあるお地蔵様脇から登ることが出来るそうです。
岩谷観音とまむし (歴史的風土のなかの黒羽の民話より)
参拝後、黒羽町にある那須三十三所観音霊場第一番の明王寺で参拝し、御朱印を頂いてきました。
明王寺は、後日、霊場巡礼in栃木で紹介したいと思います。
那須三十三所観音霊場巡り(Maywindのつぶやきより)

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栃木県下都賀郡壬生町にある医王山興生寺の紹介です。
興生寺は、壬生町中心部より西方にある由緒あるお寺です。

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古い桜木の石門を進むと山門があります。(上写真)
下右は、境内から見た参道。

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山門を潜ると広い境内があり、中央に本堂、左手に瑠璃殿があります。

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医王山興生寺は、平安時代初期(807年)に開創されその後、戦国武将壬生家により寺格が整ったといわれています。
江戸時代までは、壬生城主の祈願所でもありました。
宗派は、真言宗智山派でご本尊は大日如来です。
下野三十三観音霊場第二十一番札所にもなっています。

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本堂は、平成15年に改修復元工事が行われました。
本堂内を案内して頂きましたが、丸柱や差鴨居などにはケヤキが使われています。
また、格天井に描かれた絵の素晴らしさには目を見張ってしまうほどの素晴らしさです。

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本堂脇には、寺へ伝わる古文書が展示されていました。(下左)

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格式ある木造の本堂の素晴らしさにも目を見張ってしまいます。

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本堂脇には古い瑠璃殿があり、中には薬師如来・十二神将・聖観音・六観音が祀られています。

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境内には、元禄十年(1703年)に植えられたとする太いカヤの木があり、町の天然記念物に指定されています。

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興生寺で頂いた下野三十三観音第二十一番の御朱印です。
私が訪れたときはお盆前の大変忙しい時期でもありました。
それでも、親切に対応して頂きました。
しかし、お寺さんの檀家様も多く、忙しい時期にはなかなか対応できない事があるそうです。

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医王山 興生寺
栃木県下都賀郡壬生町本丸2丁目15−31
TEL 0282-82-0538

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栃木県大田原市山の手にある下野三十三観音霊場第九番札所 龍頭山 龍泉寺です。
龍泉寺は、大田原市の東方旧陸羽街道の蛇尾川沿い付近にあるお寺です。
近くには、大田原神社や大田原城址公園などがあります。

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石門の奥には駐車場があり、山門からは朱色の本堂が見えてきます。

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山門の右手には石像が立ち並びその脇には手水舎があります。
ここで手水、嗽をして身を清め本堂へ。

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境内の中央にある本堂は今まで見てきた造りとはまるで違った感じがします。
屋根には鴟尾(しび)が上げられ、住職の話では奈良の秋篠寺を模して建立したそうです。

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龍頭山 龍泉寺は、真言宗智山派のお寺で千手観世音菩薩像をご本尊としています。
その歴史は古く、1494年に大俵康晴(大田原氏の始祖)が狩野庄福原郷水口(大田原市町島)に城を築き、城の西方に龍泉寺を移して菩提寺・祈願寺としたそうです。(現在の菩提寺は龍泉寺の隣にある光真寺です。)


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龍泉寺の境内に咲いていた蓮の写真も公開しています。
蓮と寺 四題(Maywindのつぶやき)

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御朱印を頂く間、本堂を見学させて頂きました。
本堂は2001年に再建され、その様式は奈良の秋篠寺を模したそうです。
材料の木柱は桧造りで、奈良桜井から桧材を調達したそうです。
私も材木屋に長年居たので木材については良くわかりますが、龍泉寺で使われた桧材には驚きました。
丸柱が十数本使われているそうですが無垢で無節、これは見事の言葉に尽きました。
栃木県内ではこれだけの材料は揃わないでしょう。
やはり、尾州尾鷲飯能辺りかな。
多分、建設費用も数億円(十に近い)は掛かっているのかな?

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下は、屋根に付いた風鐸鴟尾(しび)。

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下右は、龍泉寺で頂いた御朱印です。

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龍泉寺の動画を撮って見ました。


龍泉寺
栃木県大田原市山の手2丁目9-2
TEL 0287-22-2978


閑話休題
帰りには龍泉寺の東にある大田原城址を散策してきました。
大田原城は、大田原資清(すけきよ)によって築城され、天文12年(1543)あるいは天文14年(1545)にそれまで本拠としていた町島(まちじま)の水口居館(みなくちきょかん)(市指定史跡)から移ったといわれます。以後、明治4年(1871)の廃藩置県にいたるまでの大田原氏の居城でした。(大田原市サイト
蛇尾川沿いの小高い丘にある城跡は整備され大田原市民の憩いの場となっているそうです。
土塁跡には大きな桜の木があり、春4月には桜祭りが行われるそうです。
下は、土塁跡。

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下左は、本丸跡。

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栃木県栃木市の下野三十三観音霊場第二十三番札所伊吹山善応寺の動画をYouTubeで作って見ました。
※ 動画の設定で画質を1080pにすると見やすくなります。



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栃木県栃木市吹上町にある下野三十三観音霊場第二十三番札所 伊吹山善応寺です。
善応寺は、栃木市内から北西に3kmほど行った赤津川のほとりにあります。
近くには栃木市立の吹上小学校と吹上中学校がありその中間地点に鎮座しています。
赤津川脇に車を置き石段を登ると境内の中央に観音堂があります。

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拝殿から格子窓を覗くと祭壇がありその奥に厨子がありました。
ここにご本尊の聖観世音菩薩像が置かれているのでしょうか。

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善応寺は、日光開山の祖勝道上人が開基されたと伝えられています。
現在の観音堂は江戸時代初期に建立されたと伝えられています。
善応寺の宗派は、新義真言宗
ご本尊は、聖観世音菩薩
※ 新義真言宗では加持身説法(大日如来が説法のため加持身となって教えを説くとする説)を説くことが教義上の教えである。

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拝殿周辺の彫り物は白木造りの立派な彫刻を見ることが出来ます。

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伊吹山は「美濃と近江との境なる山にあらず下野なり」と記しているように東国の歌枕として知られ平安時代以降多くの歌人に詠まれてきた名所です。江戸時代特にここに自生する七葉の艾(よもぎ)をもって製した「もぐさ」は薬効があるとされていました。(下右写真)

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下は、境内脇にある石塔類。 

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下は、境内脇の石仏と石碑。
右は、伊吹山善応寺の御朱印です。
※ 御朱印は赤津川橋脇にある渡辺電気設計様で頂くことが出来ます。

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伊吹山善応寺の動画をYouTubeで作って見ました。
※ 動画の設定で画質を1080pにすると見やすくなります。

伊吹山善応寺
栃木県栃木市吹上町

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