8月25日、国土交通省は"霞ヶ浦導水事業(茨城県)"と"川上ダム(三重県)"について、事業を継続とする対応方針を決定しました。
また、利根川上流ダム群再編事業は事業中止と決定されました。
2009年9月、民主党への政権交代でダム事業の見直しを掲げた民主党政権が検証対象に指定され本体工事が中断されていました。
詳しくは、(報道発表資料:霞ヶ浦導水、利根川上流ダム群再編、川上ダムに関する国土交通省の対応方針について - 国土交通省)
水管理・国土保全局関係事業における事業評価について(その2)を参照。
※ 霞ヶ浦導水事業は、国(所管:国土交通省)を事業主体とし、那珂川と霞ヶ浦を那珂導水路、利根川と霞ヶ浦を利根導水路で連絡し、霞ヶ浦及び桜川(千波湖)の水質浄化、利根川及び那珂川の渇水対策、新規都市用水の確保を目的とする流況調整河川事業です。(霞ヶ浦導水工事事務所HP)
※ 川上ダムは、三重県伊賀市の淀川水系前深瀬川に建設予定の多目的ダムです。伊賀地域と木津川・淀川沿川地域を洪水から守り、また三重県伊賀市で使われる水道の水源として「たくさんの水」を貯める力があります。(水資源機構川上ダムHPより)
2014年8月現在、検証中のダムは栃木県鹿沼市上南摩地区で建設予定の水資源機構管轄の南摩ダムでしょうか。
南摩ダム建設予定地は、十数年上南摩を撮り続けてきた想いがあり、山を崩し、県道付け替え工事も継続されていただけに複雑な思いがありました。
八ッ場ダム、川上ダムの継続が決定された今、残された南摩ダムの行方はどうなるのだろうか。今、最大の関心事です。
2014年6月の検証中あるいは未検証のダム事業のデータが八ッ場ダムあしたの会のサイトにあります。
今年1月で止まってしまった私のサイト"南摩ダムにて"を再開しようかとも考えています。
下は、2014年2月の南摩ダム建設予定地付近。
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