栃木県那須塩原市塩原温泉元湯の大出館を紹介します。
大出館は、塩原温泉街から尾頭トンネル方面に向かい中塩原バイパスから左に入ります。(元湯三湯の看板あり)
山の中の 曲がりくねった狭い舗装道を走ること約10分程で元湯に着きます。
ここ元湯には、山手の高台にある大出館、赤川沿いの元泉館、えびすや、の三軒の温泉宿があります。
大出館には2年ほど前に来たことがありますが、入浴して写真を撮れたのは今回が初めてです。
玄関を入るとロビーがあり、ここからはテラスに出て赤川沿いに広がる風景を楽しむことができます。
玄関前までは曲がりくねった細い道ですが、玄関前には数台の駐車スペースがあります。
ロビーにあるエレベーターで1階に降りるとその奥に浴場があります。
まず、最初にここで有名な墨の湯を堪能。まさに名前の如く墨を垂らしたような湯です。(下写真)
この墨の湯は混浴で、私が入ると老人夫婦が二人湯に浸かっていました。
下の写真の右の湯船が墨の湯。左の湯船は鹿の湯です。
上左は、墨の湯の入り口(混浴)。右はちょっと狭い脱衣場。
泉質は、含硫黄 - ナトリウム - 塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)、墨色で濁りがあり硫黄臭。
効能は、リュウマチ、糖尿病、関節痛、神経痛、胃腸病など
墨の湯は、日本で唯一墨を流した様な湯で名湯といわれています。
泉温は、57.7℃、浴槽の湯温は42℃位かな。当然、源泉掛け流し。
日帰り入浴営業時間 AM10:00~ PM4:00。
入浴料金 大人600円、子供300円。
墨の湯は PM 2:00 ~ PM 3:00 の間、女性専用となります。(詳細は大出館オフィシャルサイトで確認)
鹿の湯、墨の湯は飲泉が可能で胃腸病に良いとされています。(湯口にはコップが置いてありますよ。)温泉をペッボトルで持ち帰る方もあるみたいですよ。
上左は、鹿の湯、口に含むと苦味が強く如何にも胃腸に良さそうです。右は、墨の湯、こちらはあまり苦味などはなかった。
大出館には8つ温泉浴槽がありそれぞれに異なった効能があるそうです。(大出館オフィシャルサイト参照)
ケロリン桶 関東版 00350 (黄色いプラスチック桶)
大出館には岩の湯(混浴)、子宝の湯(女湯)男女別の露天風呂があります。
上は、平家かくれの湯(左)と御所の湯(混浴)の内風呂です。
山全体が燃え上がる秋、紅葉に包まれた錦秋の元湯は素晴らしいですよ。
上と下は、岩の湯(混浴)、ここからは赤川を見下ろすことが出来ます。下の建物は元泉館。
下左は、昨年秋に元泉館から見た大出館です。左下に温泉施設が見えます。
元湯にある大出館、えびすや、元泉館は、栃木にごり湯の会に加盟しています。
源泉を持っていること。にごり湯であること。掛け流しであることが"にごり湯の会"の条件だそうです。
大出館の温泉は、成分が非常に強く温泉の性質上、殆どの金属はすぐに腐食してしまうそうです。下の写真は、浴槽内の窓から見た井戸。源泉井戸なのかな?
下は、元湯温泉の歴史と温泉成分表。そして、大出館のパンフレット。
大出館 オフィシャルサイト
栃木県那須塩原市湯本塩原102
TEL 0287-32-2438
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