懐かしいエッセイ 春の雪

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

桜

腐れ彼岸とはよく言ったもので、今週一杯は曇りや雨の日が多いようだ。
明日は春分の日、彼岸の中日である。
でも、雨らしい。
しかし、我が栃木県でも所によって山間部は雪になる可能性が大きいそうだ。
明日は年一度の兄弟会が塩原温泉である。
折角の再会、雪にならねば有難いのだが。
上の写真は、栃木県鹿沼市千手山公園にて

春の雪
夕刻より、雨が雪に変わった。
昨日まで、五月下旬の陽気であった。
庭の白い木蓮は樹一杯に白い花を着け青空に眩しいほど輝いていた。
いつもは、庭にある枝垂れ桜が花をつける頃桜も開花するが今年は桜の方が早かった。
鉢植えの藤の新芽も大きく膨らみ、なにもかもが春の到来を待ちわびていた。
「春だなぁ-」
昨日までそう感じていた。
が、しかし、今は雪が降っている。
体感は、そんなに寒いと感じない。
しかし、木々にとっては至極迷惑な雪なのだろう。
白い木蓮は、翌日には白い花びらが醜い茶に変色して皆落ちてしまうだろう。
しかし、桜だけは雪を喜んでいるのかもしれない。
それは、我々に優雅な姿を少しでも長く見ていてもらえるからかもしれない。
明日からまた暖かくなる。
週末には、桜も雪をかぶったように盛装し、散り際の優雅な姿で我々を楽しませてくれるだろう。
「..........」
雪はまだしんしんと降り積もっている。
(春の雑木林より)

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 栃木県情報へ にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(Nikon)へ