今回、西日本豪雨の稀に見る甚大な災害で被災された方々にお見舞い申し上げます。
また、早い復興を心よりお祈り申し上げます。
豪雨による被害者は、死者179人行方不明者61人の上がるという。(読売新聞より)
今回の豪雨災害で目を引いたのは、ダムに関する情報です。
愛媛県肱川上流の野村ダム(総貯水容量1600万トン)など6府県の8ダムの水量が満杯に近づき、流入量と同規模の量を緊急的に放流する「異常洪水時防災操作」が行われたそうです。
野村ダムの放流量はそれまでの2~4倍に急増し、1時間後には過去最大の毎秒1797トンに達し放流から30分後には愛媛県西予市野村町では胸の高さまで浸水したと言う。
この大量の放流で野村ダム下流域の愛媛県西予市では、氾濫による浸水被害で5人が死亡、野呂川ダムの下流でも浸水被害が出たそうです。(読売新聞より一部抜粋)
我が栃木県でも大きなダムから小さなダムが35箇所あります。(ダム便覧より)
私が住んでいる県南地区は田んぼと畑が多くダムの放流などによる災害は殆ど無いと思います。
しかし、一級河川の思川支流の黒川と姿川にはさまれています。
平成27年9月の豪雨災害では、近くを流れる姿川が堤防決壊水域まで達して一部に被害が出ました。
豪雨と言えば、昨夜、20時37分に下都賀地区にも大雨警報が発令されました。
気象庁の雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)で確認してみると私の住む地域が真っ赤になっている。
警報には、1時間に80mm以上の猛烈な雨とある。
外を見れば横殴りの猛烈な強い雨風と共に雷が鳴り響居ている。30分ほど続いただろうか。
最近、異常気象により起こるとされるゲリラ豪雨が各地で頻繁に起こっている。
栃木県でも西と北側には日光連山と那須連山が連なっている。
もし、平成27年9月に日光方面で起きた線状線状降水帯によるような長時間に及ぶ集中豪雨が続いたら各河川の上流にあるダム群の管理はどの様になるのだろうか。
もし、今回の野村ダムのような異常洪水時防災操作が行われたならダムの下流域ではどの様な対応をとれば良いのか?
考えただけでも空恐ろしい。起こらないことを祈るのみである。
最近はダムブームで、今頃の時期になるとダムの一般公開が開催される。
私もダムキチだけあって栃木県内のダムの一般公開には殆ど参加してきました。
普段に見る無機質なダムの機能美には目を見張るものがあり、ダムの内部などが見学できるとあればダム冥利に尽きるものである。
ダム見学会で多くのダムキチが集まるのは無理もない。(ダムカードも目当てなのかな)
トップの写真は、栃木県で最も新しい日光市の湯西川ダムです。
湯西川ダムは、1982年に着工し2012年に完成しました。
湯西川ダム(ダムin栃木より)
下左は、栃木県で最も古い重力式コンクリートダムの五十里ダムです。
1950年着工し1956年に完成しました。
五十里ダム(ダムin栃木より)
下右は、栃木県鹿沼市で建設中の南摩ダムです。
完成は平成36年になっており完成すれば栃木県で最も新しいダムとなります。
思川開発建設所 オフィシャルサイト
南摩ダムは、私も2009年ごろから撮り続けています。
ダムin栃木 南摩ダムアーカイブ
閑話休題
私のダム行脚は、2009年ごろから通い始めた栃木県鹿沼市の南摩ダムです。
ここへは毎週1回は訪れて変わり行く上南摩の風景などを撮り続けていました。
そして、2013年ごろから栃木県内のダム関連施設などを撮り始めました。
また、平成19年ごろから発行され始めたダムカードの収集も楽しみでした。
それから、ダムに行く度にダムの記録をホームページで紹介してきました。
また、日本ダム協会が運営するダム便覧にも栃木県内のダムを載せていただきました。
栃木県内で見学できるダムも殆ど訪問しましたので最近はあまり行っていません。
これからは、今、鹿沼市に建設中の南摩ダムの進捗を撮り続けるのが一番の楽しみになりました。
日本ダム協会 オフィシャルサイト
ダム便覧 オフィシャルサイト
フォト・アーカイブス(ダム便覧に私の提供したダム写真です。)
ダムin栃木
ダムin栃木(旧)
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