来週の今日、また、あの終戦の日がやってくる。
昭和20年(1945年)、第二次世界大戦で日本が降伏し、国民に公表された日とされている。
私は、終戦5年後の戦後生まれでその日も知らなければ、また、悲惨な戦争の事も知らない。
幼い頃、親父と一緒に風呂に浸かりながら語ってくれた親父の満州での体験談など。
子供ながらに、戦争に参戦した親父の苦労した辛さを感じてはいた。
今から12年ほど前、親父の手文庫から親父の軍隊手帳が出てきた。
そこには、一枚の写真と共に満州事変に参戦した時の事が生々しく綴られていた。
多分、銃後に書いたものだろう。
晩年の父がその軍隊手帳から大学ノートに書き写していた姿が今でも目に浮かぶ。
戦争の悲惨だった満州での辛い情景を想い出しながら書き移していたのかも知れない。
その後、1998年に開設したホームページ五月の風に2005年ごろおやじの戦記として載せてみた。
そこには、昭和12年ごろ母から戦地の父に宛てた数通の手紙も載せてみた。
親父の実家である栃木県日光市今市で暮らす母や小さな子供たちの事などが綴られていた。
おやじの戦記 (flash playerが必要です。)
五月の風
今は、親父もお袋もこの世にはいない。
毎日、朝起きると仏前にお線香をあげ、うろ覚えの般若心経を唱えてみる。
そして、昨年よりお寺さんで頂いている御朱印帳を仏前に添えて祈念している。
コメント